人材派遣会社の面接で特技はどう答えると印象に残る?

公開日:  最終更新日:2022/09/17

人材派遣の面接で特技をいうには、身近な内容でほかより優れたことを選びましょう


面接で特技を聞く面接官の意図は、あなたの人柄や忍耐力や継続力の有無、職場との適性などを見ることです。書類やほかの質問では見えない、あなたらしさを確かめる質問です。

特技は、誰も経験がないような難しいものでなく身近な内容でよく、その中でほかより優れたことをあげましょう。初めに一言で特技をいい、そのあと具体的なエピソードを添えると伝わりやすくなります。

仕事に通じるスキルや健康的な日常生活をイメージする特技を、派遣予定の企業の社風に合わせて選び、答えをまとめましょう。ギャンブルやだらしなさをイメージさせる事柄は、面接官があなたに対してマイナスイメージを持つおそれがあるので避けるのが無難です。

特技を聞く意図はあなたの人柄を知り、仕事との適性を確かめるためです

人材派遣の面接で特技を尋ねられた場合、採用担当者は次の3つの意図があります。あらかじめ質問の目的を知り、適切な回答を準備して面接に出かけましょう。

<特技を聞く意図>
・人柄を知りたい
特技はその人らしさが現れる部分であり、特技を聞くとあなたらしさを知るきっかけになります。人間性や考え方をアピールする機会でもあり、派遣予定先の社風や考え方に合う特技を選ぶと好印象です。

・忍耐力や継続力はあるか?
スキルや実績からは見えない忍耐力や継続力などをはかるために、特技の質問をします。面接で自分をよく見せようと多少取りつくろう人は多いですが、特技のようなプライベートと絡む部分を尋ねて、本来の力を知ろうとします。

趣味として適度に楽しむのではなく、自信を持って紹介できる特技にするまでには努力があったと面接官は考えるでしょう。入賞など客観的な実績があれば、紹介すると説得力が高まりますが、特に表彰などのない特技の場合、いつも家族や友人に喜ばれているなどのエピソードをまじえると、説得力が増します。

・職場に適性があり、力を発揮できるか?
あなたと職場の適性は長く働くために大切なポイントで、特技の内容からあなたが自社に合うかを確かめます。たとえば派遣先での職種がコツコツと取り組むタイプの場合は地道に行い続ける特技を、人とのコミュニケーション能力が必要な場合は多くの人と交流するタイプの特技が好印象です。

その特技を長く続けていると、仕事も同様に続けられると面接官はイメージし、職種と似た趣味の場合は力を発揮できると期待されます。

<あなたの緊張をほぐすための場合も>
特技の回答内容が採否に大きく影響することは、あまりなく、中には緊張をほぐす目的の雑談として聞く場合があります。あまりに緊張した状態ではあなたらしさを引き出しにくいため、答えやすい質問でリラックスさせようとするでしょう。

雑談だと感じたときは、あなたの特技を自然に語ってもかまいません。肩の力を抜いて採用担当者の心づかいに感謝して、あなたの特技を伝えてください。

<会社をよく知ることもポイント>
社風や経営理念に合う特技を選ぶには、派遣予定先企業をよく知ることが大切です。素晴らしい特技がその企業に最適であれば、面接官はぜひあなたを欲しいと思うでしょう。

面談を受ける企業の情報は人材派遣会社の担当者が詳しいので、いつでも聞いてください。過去に派遣した実績があれば、出やすい質問などの情報も提供できる場合があります。

特技は難しいことに限らず、アピールポイントのある身近なことでかまいません


特技というと、ほかより特別優れたことを考えるかもしれませんが、誰も経験がない難しいことである必要はありません。もちろん誰も経験のないことが特技の人も素晴らしいですが、ふだんの生活の中で、あなたが継続している小さなことや周りから喜ばれることを見つけましょう。

もし特技がないと頭をかかえたときのために、実はあなたが持っている特技の見つけ方の例を紹介します。

<特技の答え方>
初めに特技を一言でいい、そのあとで特技といえるエピソードを話します。特技の質問は直接採否にかかわらないため、簡潔にわかりやすく伝えましょう。

誰でもできるけれど、なかなか続かないことは特技になるので、今までをふり返り少しでもほかより優れていることを見つけてください。

<特技の見つけ方>
・仕事につながる能力
人の顔を覚えることが得意な人は、取引先や顧客の顔をすぐに覚えるので相手と気持ち良くコミュニケーションが取れます。「一度しか会っていないのにすごい」と、印象づけることもできるでしょう。

情報収集が得意でプレゼントの相談を受けて選び、贈った相手に喜ばれた経験があれば特技としてアピール可能です。家族中で一番情報収集が得意なため、家族旅行の旅程を決めているなども、アピールポイントになります。

・持っているスキル
スキルとは努力して高めたものであり、特技としてアピールできます。資格やスコアがあればスキルがある証拠になるので、チャレンジしておくと具体的な証拠として面接で使えます。

・日常生活
きちんとした生活を送れることも立派な特技になり、掃除が得意で短時間できれいにできる・毎日自炊をしており新しいレシピに挑戦している・洗濯物がきれいに干せるなどがあります。家族の家事全般を効率よくこなしながら、勉強や仕事に取り組むことも特技でしょう。

・趣味
定期的に行って長く続いている趣味があれば、特技になります。取り組み方で習熟度は変わりますが、数年続けているとある程度上達するでしょう。

通っている教室で先生に褒められたことがある・続けるうちに体力がついた・毎週欠かさず通うなど、あらゆる視点から趣味は特技と表現できます。

<特技がいくつもあって迷ったときは?>
アピールしたい特技が多数ありどれをアピールするか迷った場合は、人材派遣会社の担当と相談する方法があります。担当者がお伝えする、会社の社風や経営理念などに通じる特技を選ぶとアピールに役立ちます。

特技の質問に対するよい回答例とNG例を参考に、あなたの答えをまとめましょう

人材派遣の面接で特技を聞かれてあわてないよう、回答例を参考にあなたなりの答えを用意しましょう。よい回答例とNG回答例の両方をチェックすると、採用担当者にあなたらしさを伝えやすくなります。

<よい回答例>
・初対面の人ともすぐにうちとける
私は初めて会った人ともすぐにうちとけて、楽しく会話することができます。前職は営業をしておりましたが、初めて訪問する顧客ともスムーズに会話が進み、詳しい話を聞きたいと言って頂くことがありました。

・地道に努力を続けられる
私はコツコツと少しずつ続けることが得意です。運動が苦手でしたが5年ほどボルダリングを続けるうちに、5mの壁を登り切ることができました。

苦手なことでも挑戦し続けられる力を、仕事でも発揮したいと思います。

・計画を立てること
計画を立てて物事を進めることが好きで、学生時代は計画的にテスト勉強や課題を終わらせて達成感を味わいました。家族や友人との旅行の計画を任される機会も多く、参加者の希望を聞いてプランをつくるととても楽しかったと喜んでもらえました。

・料理をする
両親は共働きで兄弟も多く、学生の頃から積極的に家事を手伝っていました。おかげで料理が得意になり、家族からメニューのリクエストがあるほどです。

今の楽しみは、新しいレシピを見つけて挑戦することです。

・きれいな字が書ける
私は誰でも見やすいきれいな字が書けます。小学1年の頃から書道を始め、高校3年になるまで続けていました。

おかげで字を見た人からきれいで読みやすいといわれることが多く、自信があります。また書道で集中力も養われたので、集中が必要なときの切り替えも得意です。

デジタル化が進み、手書き文字をあまり見なくなりましたが、御社での業務で必要になったときはぜひお任せ頂ければと思います。

<NG回答例>
・麻雀やパチンコなどのギャンブル
ギャンブル関連の業界であれば別ですが、一般的な職場の面接でギャンブルを特技にあげるとマイナスの印象を与える可能性があります。上達のために研究したなどの取り組みがあったとして、控えた方がいい特技です。

・だらしなさを感じさせること
「寝ることが好きで、ずっと寝られます」「お酒ならどれだけでも飲めます」など、生活習慣の乱れや体の不調が心配になる内容は避けましょう。特技の内容が採否に直接かかわらないものの、マイナスの印象を与えるかもしれません。

・嘘の特技や嘘のエピソード
全くできない、経験がないにもかかわらず、面接官に印象をよくしようと嘘の特技をいうことは避けましょう。特技は本当であってもエピソードが作り話では、信用を下げてしまいます。

(まとめ)人材派遣会社の面接で特技はどう答えると印象に残る?

1.人材派遣の面接で特技をいうには、身近な内容でほかより優れたことを選びましょう
人材派遣の面接で特技を聞き、あなたの人柄やスキル、自社との相性をチェックします。特技は誰でもできるもののほかより優れたことを選びましょう。

回答例を参考にするときは、よい例とNG例の両方を見てまとめてください。

2.特技を聞く意図はあなたの人柄を知り、仕事との適性を確かめるためです
人材派遣会社の面接で特技を尋ねる目的は、人柄・忍耐力や継続力の有無・自社との適性などを確かめることです。リラックスをうながす目的で、雑談として聞くケースもあります。

派遣予定の企業について社風や理念などを知り、適した特技をいいましょう。

3.特技は難しいことに限らず、アピールポイントのある身近なことでかまいません
ほかの誰もできない難しいことではなく、日常的なことも特技になります。特技を答えるときは、先に簡潔に特技をのべてそのあとエピソードを添えましょう。

仕事につながる能力から日常生活に関することの中より、ほかより優れたことを選んでください。

4.特技の質問に対するよい回答例とNG例を参考に、あなたの答えをまとめましょう
よい回答例とNG回答例を参考にすると、あなたらしく好印象の回答にまとまります。面接官にコミュニケーション能力や継続力、健康的な生活に必要な力などをアピールできる特技を選び、ギャンブルやだらしない印象を与える特技は避けましょう。

著者情報

小松 元樹
プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。
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