人材派遣の面接に落ちた理由を聞くのはあり?

公開日:  最終更新日:2021/04/20

不合格の理由を確認すること自体はOK


人材派遣の面接で不合格になってしまった場合、その理由を問い合わせること自体はOKです。ただし、会社の規則によって回答ができないケースがほとんどなので、教えてもらえることはほとんどありません。

人材派遣の面接で不採用になってしまうケースはさまざまですが、一番可能性の高いのが、「スキルが一致しなかった」という点です。派遣社員は即戦力でなければいけないので、スキルの不一致は不採用に直結します。

人材派遣の面接を突破するには、自分の努力も大切ですが、人材派遣会社のスタッフにも協力してもらわなければいけません積極的にコミュニケーションを取ることを忘れないようにしてください。

不合格の理由を企業に問い合わせるときに注意したいこと

人材派遣の面接を受けたけれど、残念ながら不合格になってしまった。せっかく面接を受けたにも関わらず、不合格となってしまうのはよくあることです。

しかし、どうして不合格となってしまったのか気になる方もいらっしゃるでしょう。ここでは、面接で不合格になってしまった際に企業に対して落ちた理由を問い合わせするときの注意点などをまとめます。

・そもそも落ちた理由を質問していいのか?
「面接で不合格になってしまうぐらいだから、その理由について質問するのは失礼に値するのでは」と考える方ももしかしたらいるかもしれません。確かに不合格としてきた会社に対してコンタクトを取るのは非常に勇気がいることです。

コンタクトを取ることにより、何か言われてしまうのではないか、そう不安に感じる方がいてもおかしくありません。実際の所、面接で落ちた理由について訪ねてみるのは問題ないのでしょうか。

面接で不合格となってしまった際に、その理由について問い合わせることは何の問題もありません。仮に問い合わせたからと言っても、相手先からクレームを受けることはまずないでしょう。

・問い合わせ自体はOKでも返事があるとは限らない
人材派遣の面接で残念ながら不採用になってしまった際に、不採用となった理由について問い合わせること自体、何の問題もありません。しかし、企業が不採用の理由を開示してくれる可能性はほとんど0に近いです。

どうして企業は不採用とした理由を応募者に開示してくれないのでしょうか?

それにはいくつか理由があります。まず、「採用基準の漏洩を防ぐ」ためです。

不採用の理由を全ての応募者に説明していくと、不採用になりやすい理由が浮かび上がってきます。これを共有されてしまうと、適切な採用ができなくなってしまうのです。

また、「そもそも不採用の理由を開示しない」と決めている企業があります。トラブル防止のためにそのようなルールを設けている企業もありますので、不採用基準について質問したとしても、かならず回答があるわけではありません。

特に大企業の場合、不採用の理由を非公開としているケースが多いようです。

・不採用の理由を尋ねるときはメールで
人材派遣の面接で不採用となってしまったときに、その理由をどう聞くかも問題です。基本的に、電話での問い合わせは面接担当者に時間を割いてもらうことになるので避けるのが無難です。

人材派遣の面接で不採用となった理由を質問する場合は、メールを送るのがいいでしょう。

そもそもどうして面接で不採用になってしまうのか


人材派遣の面接を受けたけれど、不採用になってしまったとき、多くの方はその理由が気になるかもしれません。もちろん、不採用となってしまった理由を知ることにより、次に活かすことも重要ではありますが、そもそも不採用にならないように面接に力を入れたいものです。

それでは、どうして面接で不採用となってしまうのでしょうか。この項では人材派遣の面接で多い不採用の理由をいくつか紹介していきたいと思います。

・スキルが一致しなかった
人材派遣の面接で不採用となってしまう理由には、「スキルが一致しなかった」という理由が多いです。そもそも人材派遣というシステムを考えると、企業側は即戦力となりうる人材を求めているので、スキルが一致しない人材というのは採用する理由がほとんどありません。

ですので、応募しようとしている企業が求めているスキルがない場合、面接を突破するのはかなり難しくなってしまうのです。企業側が求めているスキルを持っていないのに、面接に合格するのはほとんど不可能と言っても差し支えありませんし、そのような状況で仮に合格したとしても、入社後に苦労するかもしれません。

人材派遣の面接を受ける際は、待遇の良い企業を闇雲に選ぶのではなく、自分が持っているスキルに合致するのか、自分に適性があるのかを考えると合格する可能性が上がるかもしれません。

・面接時の身だしなみが整っていなかった
人材派遣の面接で再重視されるのが「スキルの一致」ではありますが、それだけで合否が決まるわけではありません。例えば、面接時の身だしなみに問題があったときは、それが不合格の理由になってしまうケースもあるのです。

スキルや適性について考える前に、そもそも一人の社会人としてきちんとした振る舞うことが重要なわけですが、身だしなみが整っていないと、社会人としてやっていくには問題があると判断され、結果不採用となってしまうのです。

身だしなみに関するノウハウはネットで簡単に調べることができます。人材派遣の面接で不合格になりたくないなら、身だしなみは必ず整えておきましょう。

・面接での受け答えに問題があった
人材派遣の面接で不合格になってしまう理由としては、先程挙げた理由以外には、「面接の受け答えに問題があった」ケースなどが考えられます。面接での受け答えを上達させるには、練習を積むしかありません。

人材派遣の面接を突破したいのであれば、面接練習に力を入れている派遣会社を選ぶといいでしょう。面接練習はその場でフィードバックを受けることもできますので、練習を重ねれば重ねるほど面接がどんどん上手になっていくでしょう。

採用を勝ち取るためにあなたがするべきことは

人材派遣の面接で不合格となってしまったときは、その理由がどうしても気になってしまうもので、ときには企業に問い合わせを入れることもあるかもしれません。運良く問い合わせをして不採用になってしまった理由を知ったら、それを次の面接に活かすしかありません。

ここでは、人材派遣の面接を突破するときに大事にしたいポイントをいくつか紹介していきます。

・人材派遣会社の担当者と情報共有をしっかりしておく
派遣社員と採用されるには、派遣先の担当者に認められることが何より重要ですが、自分の力だけで合格を勝ち取ることは難しいかもしれません。そんなときにあなたの力になってくれるのが「人材派遣会社の担当者」です。

人材派遣会社の担当者は、派遣先にあなたのことを熱心にアピールしてくれます。人材派遣会社側も人材を派遣することにより利益を上げているので、一人でも多くのスタッフを派遣したいのです。

しかし、人材派遣会社のスタッフがついていたとしても、アピールに失敗してしまうことはあります。それは、「アピールの方向性が定まっていなかった」からです。

人材派遣の面接では、派遣先の面接担当者に向けてアピールを行いますが、それ以前に人材派遣会社の担当スタッフに自己アピールをしなければいけません。人材派遣会社のスタッフが採用されるようにプッシュしてくれますが、あなたの魅力を理解していないままプッシュされたとしても、暖簾に腕押しではないでしょうか。

それでは、人材派遣会社のスタッフにはどのようなところをアピールしていけばいいのでしょうか。まずあなたがアピールしなければいけないのは「スキル」です。

そもそも派遣社員を求めている企業は即戦力を求めているので、スキルの不一致は致命的になります。そのため、自分にどのようなスキルがあるのか、そのスキルをどのように生かしていくのかを派遣会社のスタッフに理解して貰う必要があるのです。

どのようなスキルがあるのか理解してもらえなければ、そもそも派遣会社側もあなたをプッシュするのが不可能です。

その他にアピールするべきなのは、「キャリアプラン」です。派遣会社側も、派遣先の企業も一度採用した派遣社員にはできるだけ長く働いてもらいたいと考えています。

そのため、自分が派遣先の企業でどのようになりたいか、そのプランをハッキリと描いておくことも大切です。

人材派遣の面接を突破するためには、身だしなみを整える、面接練習を重ねるなどの自発的な行動はもちろん重要です。ただ、その中で誰かに協力してもらうということも大切です。

特に相性のいい派遣会社のスタッフに出会うことは重要なので、人材派遣の面接に不合格となることが多いのであれば、思い切って他の人材派遣会社を利用するのもありでしょう。

(まとめ)人材派遣の面接に落ちた理由を聞くのはあり?

1.不合格の理由を確認すること自体はOK
人材派遣の面接で不採用になってしまった場合、その理由について質問することはOKですが、理由を教えてもらえることはほとんどありません。理由を教えてもらえなくても、しつこく質問するのは避けましょう。

2.不合格の理由を企業に問い合わせるときに注意したいこと
人材派遣の面接で不採用になった場合、その理由を企業に質問することはOKです。ただし、大体の企業はなんらかの理由で、不採用とした理由を公表してくれません。

不採用となった理由を企業に質問する場合は、メールを送信するといいでしょう。

3.そもそもどうして面接で不採用になってしまうのか
人材派遣の面接で不採用になってしまう理由としては、「スキルが一致しなかった」、「身だしなみに問題があった」、「面接の受け答えに問題があった」などが考えられます。それぞれ対策を取れば解決できる問題です。

4.採用を勝ち取るためにあなたがするべきことは
人材派遣の面接で合格するためには、自分だけの力では難しいかもしれません。そんなときに頼るべきは、人材派遣会社のスタッフです。

人材派遣会社のスタッフと綿密なコミュニケーションを取ることにより、合格の可能性を高めることができるでしょう。

著者情報

小松 元樹
プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。
PAGE TOP ↑