転職活動の履歴書の学歴はどこから書くべき?

公開日:  最終更新日:2025/04/14

転職活動の履歴書の学歴はどこから必要?


応募先へ提出する履歴書の学歴欄は、どこから書くかの決まりはありません。義務教育の中学校卒業から始まって、高校・大学などまで全て記入しても構いません。

しかし転職の場合は、学歴だけでなく職歴の記入も必要です。前職までで何をしてきたかを採用担当者は知りたいので、職歴を具体的に書けるスペースを確保したあと、学歴のボリュームを決めましょう。

学歴欄への正しい書き方

転職活動で使う履歴書へ、正しく学歴を記入します。応募者の受けてきた教育を伝える箇所なので、基本的な学歴の書き方のルールを守って書きましょう。

この章では、正しく学歴を記入するポイントを解説します。

学校名は省略せず正しく書く

高校は「高等学校」と書き、○○県立、○○市立なども省略せずに書きましょう。通称ではなく学校の正式名称を書き、学部や学科、コース名まで全て書きます。

学歴をどこから書くか迷ったとき

転職活動の履歴書の場合、義務教育までは省略しても構いません。最終学歴が高校卒業であれば、高校入学から、大学や専門学校卒業の場合は高校卒業から書きましょう。

大学院修了であれば、高校卒業または大学入学から書きます。

最終学歴が「中退」の場合

高校や大学を中退して働き始めた場合、○○高等学校△△科 中途退学」と記入します。家庭の事情など、中退の理由も簡潔に書きましょう。

中退した学校を伏せたくなるかもしれませんが、空白の期間があると面接官に尋ねられる可能性が高く、結局中退した事実を話すことになります。また中退を卒業と偽ると経歴詐称にあたるので、嘘はつかず正直に書きます。

学歴を書くときの注意点


履歴書の学歴欄は、5つの注意を守って書きましょう。履歴書の記入の仕方を守ることも、社会人としてのマナーであり、採用担当者が見ているポイントのひとつです。

応募先指定の履歴書がないか確認する

企業指定の履歴書フォームがあり、少なくなりましたが手書きして提出を求めるケースもあります。企業側からの質問に回答するエントリーシートを履歴書代わりにする場合もあるので、自分で履歴書を用意する前に、指定のものがないか求人票などを確認しましょう。

和暦か西暦のどちらかで統一する

履歴書の学歴欄は和暦(平成や令和など)と西暦(2025年)のどちらを使っても構いませんが、ひとつに統一して記入します。学歴欄だけでなく履歴書全体で和暦または西暦で統一し、面接官の読みやすさに配慮しましょう。

履歴書にどちらかの指示があれば、従って記入します。

1行目中央に「学歴」、最後に「以上」と書く

履歴書の学歴欄の1行目中央へ「学歴」と書き、次の行から年月や学校名など学歴を書き始めます。全て書き終えたあと、改行して右端に「以上」と書きます。

消せるボールペンを使わない

履歴書を手書きする場合は、黒のボールペンまたは万年筆を使ってはっきりと書きます。消せるボールペンは摩擦で文字が消えるため、記入した内容が読めなくなる可能性があり、避けましょう。

修正せず新しい用紙で書き直す

履歴書を手書きしていて間違えたときは、一文字であっても修正液や修正テープを使わず、新しい用紙に書き直します。二重線で消し、訂正印を使う方法も避けましょう。

あらかじめ薄く下書きしてから清書すると安心です。下書きした場合は、よくインクが乾いてから丁寧に消しましょう。

日付に注意する

パソコンで履歴書を作成し印刷して提出する、またはメールで送信するなどの場合は、入力する日付に注意しましょう。以前使った履歴書を応募先にふさわしい内容へ書きかえたあと、日付も必ず入力し直します。

転職用履歴書の学歴の書き方でよくある質問

人によって学歴の内容はさまざまで、一般的な書き方にあてはまらない場合もあります。履歴書の学歴欄の書き方で、疑問に思いがちな内容を解説します。

転校または編入した

転校する前の学校名の次の行へ、高校の場合は転入学した年月と学校・学科・コース名を書き、「転入学」書きます。大学や専門学校への場合は「編入学」と記入しましょう。

留学していた

学生時代に1年以上留学した場合は、「○年次に1年間、(留学先の国名)の○○大学へ留学」と記入します。1年未満の留学は学歴欄へ記入せず、自己アピール欄などへ書きましょう。

浪人・休学・留年した

浪人や留年を学歴欄へ書く必要はありません。学校への入学と卒業年数を正しく書けば、浪人や留年の事実を採用担当者はわかります。

休学したときのみ、学歴欄へ記入しましょう。学校への入学を書いたあと、次の行へ学校・学部・学科名とともに「休学」と書きます。

次の行で休学した期間と理由を記入し、現在は問題なく働ける旨まで書きましょう。

社会人になったあと再び入学した

高校を卒業後就職し、再び大学や専門学校へ入学したなどの場合も、時系列に沿って記入します。学歴に空白の期間はできますが、職歴を見ると一時期働いていたことがわかるので、問題ありません。

学歴を書ききれない

転校や中退の回数が多いときは、学歴欄が足りない可能性があります。しかし省略すると学歴に空白期間ができてしまい、採用担当者からの不信感につながります。

正しく学歴を書くと職歴欄が少なくなる場合であっても、時系列順に正確に書きましょう。

履歴書を事前に送るマナー

書類審査があり事前に履歴書を送る場合は、メールまたは郵送のマナーを守って送りましょう。

メール送信の場合

履歴書をメールで送るよう指示を受けた場合は、件名に必ず用件と氏名を入れます。本文の内容も端的にまとめ、用件が簡潔に伝わるわかりやすさを大切にしましょう。

以下のメール例を参考に、履歴書送付メールを作成しましょう。

【件名の例】
・履歴書ご送付の件(あなたの氏名)
・□□職応募の件(あなたの氏名)

【本文の例】
▽▽株式会社 ○○課 〔担当者の氏名〕様
お世話になっております。(あなたの氏名)と申します。
このたび、貴社ホームページに掲載されておりました求人を拝見し、□□職へ応募いたしたくご連絡いたしました。
必要書類として、履歴書を送付いたします。
お忙しいところ恐縮ですが、ご確認ご検討いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

==========
あなたの氏名
郵便番号
自宅住所(都道府県名から)
電話番号
メールアドレス
=========

【郵送】クリアファイルで挟む

無色透明のA4クリアファイルを用意し、履歴書を真ん中で二つ折りにして挟みます。記入面を表にして折り、採用担当者がすぐに見られる状態にします。

【郵送】送り状を入れる

応募用の履歴書だけで送付せず、送り状を必ず添えます。送り状とは封筒の中身が何かを示す書類で、宛先と同封した書類の種類と枚数を書きます。

特に志望順位の高い応募先への送り状には、応募した経緯やあなたのキャリア、業務に対する熱意などを簡単に書き添えることがおすすめです。

【郵送】封筒の表に「履歴書在中」と書く

A4サイズが入る封筒を用意し、表面向かって左端に赤色のマーカーで「履歴書在中」と書きます。封筒はのりでしっかりと封をして閉じましょう。

郵便料金が不足すると戻ってきてしまうため、窓口で料金を確認して発送すると安心です。

履歴書を当日持参するマナー

履歴書は面接当日に持参する旨の連絡があった場合の、マナーを紹介します。郵送と共通する部分と異なる部分があるので、確認しましょう。

折り曲げずクリアファイルへ入れて持参する

郵送する場合と同じく、持参するときもA4サイズの透明クリアファイルを用意し、履歴書を二つ折りまでにして挟みます。キャラクターや柄の印刷されたクリアファイルではなく、無色透明のタイプを使いましょう。

封筒はのりづけしない

郵送する場合は中身が出ないようしっかりとのりづけしますが、履歴書を手渡しするときはのりづけせず、すぐに中身を取り出せる状態で持参します。封筒は書類を保護するために使いますが、クリアファイルと同じく、郵送で使うものと同じタイプを用意しましょう。

手渡しするときは履歴書を取り出す

履歴書を面接官へ直接手渡しするときは、クリアファイルを取り出して封筒の上へのせましょう。両手で持ち、面接官が書類をすぐに読める方向で差し出します。

受付で履歴書の提出を求められたときは、中身を取り出さずそのまま渡しましょう。誰の履歴書かを示すため、あらかじめ封筒の裏面へ、郵便番号・住所・氏名を記入し、表面の左端へ赤色マーカーで「履歴書在中」と書き入れます。

転職活動の履歴書の学歴欄はどこから書いてもOK

転職活動で提出する履歴書の学歴は、特にどこから書くか決まっていません。転職の場合、最終学歴の前の卒業した学校から書くことが一般的です。

学校名や学科学部などは省略せず正式名称を書き、学歴の書き方のマナーを守って正しく記入してください。履歴書をメール送信する場合や郵送、または手渡しするときもマナーを守って行いましょう。

人材派遣会社グロップに登録した人の口コミを紹介

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F.N(37歳/女)

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H.A(36歳/男)

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I.S(38歳/男)

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N.N(26歳/女)

二年程前から、今の仕事を続けるべきか、新しい環境に挑戦するべきかと悩んでいました。そんな時に出会ったグロップの転職サポートサービスは、私に挑戦することをすすめてくれました。グロップは、ジャンルを問わず多様な職種や勤務地から選べたので、改めて自分の人生を見直すきっかけになりました。また、未経験の分野にも挑戦しやすい環境が整っていたのもグロップで良かったと思った要因の一つとなっています。

まとめ

①学歴欄への正しい書き方を学ぼう
②学歴を書くときの注意点を確認しよう
③転職用履歴書の学歴の書き方でよくある質問を見てみよう
④履歴書を事前に送るマナーをチェックしよう
⑤履歴書を当日持参するマナーを確認しよう
⑥履歴書の学歴欄は最終学歴の前の卒業した学校から書くことが一般的

著者情報

小松 元樹
プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。
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