人材派遣の面接で目線はどこへ向けるべき?

公開日:  最終更新日:2022/12/17

人材派遣の面接では目線を面接官へ自然と向け、笑顔と良い姿勢を心がけましょう


人材派遣の面接で、面接官を見つめすぎず目線を外しすぎない程度に見ましょう。アイコンタクトはコミュニケーションをする上で大切で、あなたが同じ職場にいて働きやすい人材かを確かめる部分でもあります。

面接官から凝視されたり目線を外されたりしても、焦らず落ち着いて会話をしてください。目線は相手の目を見ることが理想ですが、難しい場合は口元や鼻を見、ネクタイでは低すぎるため気をつけます。

ふだんは目を見て話せても、緊張すると不安になる可能性があるため、事前に目を見て面接を受ける練習をしておくことをおすすめします。家族や友人などに面接官役をしてもらい、目線に注意して会話をしてください。

面接は目線だけでなく、笑顔や姿勢も印象に影響するので口角を上げたり背筋を正したりすることも練習して臨みましょう。

面接での目線は、相手を自然に見て凝視し続けないことがポイントです

人材派遣の面接で、面接官と話すときは相手の目を見た方がいいとわかっていても、ずっと見続けるのか途中で視線を外すのか悩む人もいるでしょう。悩めば悩むほど、自然な目線がわからなくなることもあります。

面接当日に困らないよう、面接中の目線の場所や見方を覚えて何度も実践してください。

【アイコンタクトによるコミュニケーションの大切さ】
派遣予定先の企業はあなたのスキルや経歴などを見て、ぜひ働いて欲しいと思っています。スキルと経歴だけではなく面接の機会をもうける理由は、あなたの人柄を知りたいからです。

同じ職場で働く人にあらかじめ会っておきたい気持ちは、派遣されるあなたも同じではないでしょうか。顔合わせに行く気持ちでいると、「自分ばかり評価される」という不安な気持ちが軽くなります。

面接での目線の置き方もあなたらしさを知るひとつの要素で、面接官は会話をしながらあなたが自社で働きやすい人物かをチェックします。言葉に出さなくてもアイコンタクトひとつで、相手を察しどんな人物かわかる採用担当者も少なくありません。

アイコンタクトは日常生活の中でも大切なコミュニケーション方法なので、面接ではなおさら視線の向け方を気にして取り組みましょう。

【見つめ続けた方がいい?】
相手の目を見て話すと言っても、一瞬も目を離さず凝視し続けては、面接官も息が詰まってしまいます。あなたがあまりに必死で緊張しすぎていると、面接官は思うかもしれません。

面接官を凝視し続けることは避けて、ある程度視線を目から外すようにしてください。質問と回答のあいだの時間だけでも目線を外すと自然で、気持ちのリラックスにもなります。

目線をそらしたまま上を見て話すと、暗唱している印象にもなるので、用意した答えを話したい場合も面接官の目を見て考えます。

【面接官に凝視されたときは?】
面接官があなたを凝視し続けるケースもあり、外資系企業はその可能性があります。面接官に目線を向けられ続けても、うろたえたり不安になったりせず、おだやかな笑顔で練習してきたとおりに回答してください。

面接官は相手をしっかり見ながら話すタイプの人と思うと、プレッシャーが軽くなるでしょう。逆に目線を全く合わせず会話を進める場合もあります。

あなたが面接官をしっかり見ているにもかかわらず目を合わせてもらえない場合、不安になるかもしれません。しかしあえて目線を合わせないことで、あなたの人柄をチェックしている可能性があります。

面接官も人間なのであらゆるタイプの人がおり、目線の合わせ方も人それぞれのため、柔軟に対応するとあなたの対応力をアピールできます。

面接中はどこを見るかを知り、印象の良い目線を心がけましょう


緊張すると自然な目線がどんなものか、わからなくなることがあります。日頃から相手の顔を見て話せる人も、もしもに備えて面接中の視線の方向や置く場所を確認しましょう。

【面接中の目線の向け方】
・一対一の場合
人材派遣の面接で面接官と一対一の場合は、目を見て目線を合わせながら話を聞き、質問に答えます。厳密にはかる必要はありませんが、5秒目を見たら視線を外してまた戻すと、凝視しすぎずほどよく相手の目を見て話せます。

目を見ると頭が真っ白になる人は、口や鼻など目に近い部分を見て話しましょう。面接官とあなたの距離が離れている場合、襟元やネクタイの結びめを見ても目を見ている状態に近づきますが、面接官との距離が近い場合は襟元まで視線を落とすと、目を見ていないと思われる可能性があります。

・面接官が複数人の場合
面接官が複数いる場合は、ひとりだけを見続けず全員を見るよう気をつけます。あなたに質問する人とそれを聞く人がいますが、主に話す人を見つつ他の面接官へもやや目線を向けて様子をうかがいましょう。

話している面接官以外へ集中して目線を送ると、話を聞いていないと思われるので、今話している面接官を中心に見ます。回答時の目線は基本的に質問した人に向けますが、他の面接官にも視線を送ると面接官全員へ答えた印象になります。

その場にいる人全てに配慮できる人と印象づけられるでしょう。

・目線を細部に集中させすぎない
目を見て聞き、話さなければと思うと、目だけに集中しすぎて視野が狭くなるかもしれません。目線を向ける目標を目やその周辺ととらえて、面接官の全体をとらえる意識を持つと、一点に集中しすぎず面接官の行動全体に目がいきます。

面接官の言葉だけに集中せず、言葉だけでなく目からの情報も処理できると非言語要素も察知し、面接官が本当に言いたいことを理解できるでしょう。目線のことだけにとらわれると面接官の言葉や態度から得る情報を見逃しやすいため、できるだけ目を見ると思い、面接官の考えをとらえることへ意識を向けましょう。

【目線を向けるべきポイント】
・志望動機を話すとき
その職種で働きたい理由や自分が向いている理由を、面接官の目を見て伝えます。特に主張したいポイントは、5秒以上目線をそらさず話しても不思議には思われず、熱意があると印象づけるでしょう。

・面接官に意欲を伝えたいとき
面接の会話の中で、特に伝えたいポイントは目線を相手に向けます。言葉で意欲を伝えつつ、相手の目に目線を向けて非言語要素も使ってアピールしましょう。

面接で目線を向ける方向は事前に練習して慣れましょう

ふだんの生活で家族や友人と話すときは目を見て話せても、緊張感をともなう面接では目線が泳いでしまうかもしれません。何気なくできていることがいざというときにもできるよう、面接を想定した練習がおすすめです。

【面接官へ視線を向ける練習方法】
鏡やスマホの撮影画面などを見て、自分の目線をどこへ送ると印象良く見えるか研究します。面接官との距離が近い場合、どこまで目線を下げるとうつむいて見えるかなどを調べる方法です。

朝やお風呂あがりなど鏡を見たときにすぐできる練習法で、手鏡があれば場所を選ばず練習や確認ができます。面接時には身だしなみを整える役にも立つので、手鏡をひとつ準備することをおすすめします。

自分で目線の確認ができたら、家族や友人などに相手をしてもらって、人の目を見て面接を受ける練習をしましょう。練習後に、目線などの態度と回答内容についてアドバイスをもらい、改善を重ねます。

面接対策は人材派遣会社の担当も相談に乗ります。面接用に答えをまとめたものの、派遣予定先に受けが良いかわからないなど悩んだときも、気軽に話してください。

【表情づくりの練習も役に立つ】
印象の良い表情ができていると自信があれば、目線が泳がず面接官を自然に見ていられます。そのために、鏡を見て回答する練習をくり返し行いましょう。

・自然な笑顔のつくり方
口角を上げて目尻を優しい雰囲気になるように下げ、歯は見せずに笑顔をつくります。表情に出すことが苦手な人は、表情筋を動かすために「あいうえお」の形に大きく口を開く練習がおすすめです。

笑顔のトレーニングには、「い」の状態の口元にして口角へ指を添え、上へ持ち上げましょう。

・すっと背筋を正す
目線や顔の表情と合わせて、あなたのたたずまいも面接官はチェックします。胸が反らない程度に胸を張り、腰から背中がすっとまっすぐになる姿勢を見つけて練習しましょう。

パソコン作業の多い人は猫背になりやすいので、猫背になっていないから日頃から確認して背筋を正すくせをつけます。また自信がないと背筋が丸くなりやすいため、面接当日はあなたの経歴とスキル、これまで重ねた面接の練習に自信を持って向かいましょう。

面接官の前では歩く姿といすに座る姿、話す姿を見せるので、座って面接官と会話する練習だけでなく、入室から退室までの動作も確認します。面接官より先に入室して待つ場合と後から入室する場合のシミュレーションもおすすめです。

(まとめ)人材派遣の面接で目線はどこへ向けるべき?

1.人材派遣の面接では目線を面接官へ自然と向け、笑顔と良い姿勢を心がけましょう
人材派遣の面接では自然に面接官へ目線を向けて話し、アイコンタクトによるコミュニケーションで人柄をアピールします。面接官の目または鼻や口元を見ながら話しましょう。

目線を送る練習は家族などと行い、当日緊張してもあわてないよう準備してください。

2.面接での目線は、相手を自然に見て凝視し続けないことがポイントです
人材派遣の面接では目線を適度に面接官へ向けて、たまに外します。アイコンタクトはコミュニケーションの重要な要素のため、経歴やスキル、言葉以外にチェックされます。

もし面接官に凝視されてもあわてず落ち着いて回答しましょう。

3.面接中はどこを見るかを知り、印象の良い目線を心がけましょう
一対一の面接は相手の目または鼻や口当たりを見て答え、複数の面接官がいる場合はひとりだけを見ず、他の面接官にも目線を送ります。特にアピールしたい志望動機やあなたの得意な部分を話すときは、しっかりと目を見て答えましょう。

4.面接で目線を向ける方向は事前に練習して慣れましょう
ふだんは相手の目を見て話せても、人材派遣の面接で緊張のあまりできない可能性があるので、面接官へ目線を向ける練習をして出かけましょう。家族や友人など直接人と話す練習法がおすすめです。

面接を笑顔で姿勢良く受けるための練習もしましょう。

著者情報

小松 元樹
プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。
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