人材派遣の面接でお酒の質問にはどう答える?

公開日:  最終更新日:2019/03/26

「お酒の場を楽しめる」と伝われば人材派遣の面接も大丈夫です


人材派遣での面接に限りませんが、面接した人が自社とよい関係性がつくれるのかを知りたい、というのが面接する会社側の気持ちです。ですからお酒に関する質問をされるときには「お酒の場で会社の人間と楽しく交流ができる人なのか」を知りたいという意図が含まれている場合が多いです。

とくに人材派遣会社から他社へ人を送るとなれば、その会社にうまくなじめるのかどうか、という部分は特に重要になりますし、会社によってはお酒の場で商談が設けられる場合だってあります。ですのでお酒の飲める量やアルコールの向き不向きはともかく、コミュニケーションがうまくとれる人間であるということが伝われば十分です。

人材派遣会社はきっと、あなたとよりよい関係性を築きたいと思っているはずです。

アルコールが苦手でもコミュニケーションが好きと伝えることが大切です

面接でもっとも求められる要素は誠実さです。お酒が飲めない、好きではない場合は、嘘をつかずはっきりと「お酒を飲めない」と言いましょう。

万が一、嘘をついてしまった場合、嘘が後から発覚し内定取り消しになってしまうことだってあります。またムリにアルコールを飲まなければいけない場面に直面してしまって体を壊してしまうなんてこともあり得るでしょう。

週末に社員でお酒を飲みに行くのが恒例行事のような会社もあります。そのような場合、嘘をついて採用されたとしても、うまく会社になじめず、会社にとっても自分にとっても損をしてしまう可能性が大いにあります。

ですので心配せず、自分に正直になって受け答えをしましょう。誠実であることが何よりも大切です。

そしてその後に付け加えて「お酒の場で普段関わらない人と会話するのは好きです」などといったような、コミュニケーションが嫌いではないということをアピールしましょう。会社が知りたいのはコミュニケーションを上手くとれる人なのかどうかなので、お酒が飲めなくても、飲み会などに来てくれるんだな、ということが分かれば会社にとっては非常に好印象です。

「お酒が大好き」だと言い過ぎかもしれません


お酒を飲める人やお酒が大好きという人であっても、面接の受け答えの場合には注意が必要です。「お酒が大好き」という話を強くアピールし過ぎてしまうと、かえって、酒乱の人ではないのか、お酒を飲むと人が変わってしまう人ではないのかと不安にさせてしまいます。

さらに言えば、アルコール依存症の人ではないのかと面接した会社からあらぬ疑いをかけられてしまうこともあり、あまりよくありません。また遊んでいる人という印象を受けてしまうこともあるため、厳格な企業である場合はとくに不利な印象となってしまうことだってあります。

もしあなたがお酒をたくさん飲むような人で、お酒の質問をされた際には「はい、お酒は嗜む程度には飲みます」などのような控えめな表現をするとよいでしょう。会社側としては、飲める量というよりかは、お酒の場に適応できるかどうかを知りたいというのがこの質問の意図ですので、より意図に沿ったシンプルな答えというのが好印象を与えることへつながるでしょう。

素直に答えることで会社にも自分にもメリットがあります

ビール会社や酒造メーカーの場合は自社の製品に関係する質問のため、とても大事な質問の一つになりますが、それ以外の会社の場合、基本的には面接を和やかな雰囲気にさせるための人事の粋な計らいであることの場合が多いです。

そのためこの質問が投げかけられた際にはそんなに肩ひじを張らず、気を抜いてシンプルな答えをすればよいでしょう。また会社が面接の際に気にしているのは、新しい人がいかに自社とマッチした人かというところです。

ですから会社のお酒の飲み方に合わないと言う場合はその後の生活にも響きかねませんし、素直に自分の体質を話すのがよいです。会社によっては、アルコールを必要としないコミュニケーションを大事にする会社なども存在します。

お酒が飲めなくて、かつ本当はお酒の場自体が苦手という方にとって、そのような会社に採用されるほうが後の生活が豊かになるはずですし、逆にお酒が好きな人にとっては、飲みにケーション主体の会社に行くことになれば、人間関係にも困らず、社内環境にも素早く順応することができるはずです。

(まとめ)人材派遣の面接でお酒の質問にはどう答える?

1.「お酒の場を楽しめる」と伝われば人材派遣の面接も大丈夫です
派遣先の人たちとよい関係を築ける人を雇いたいのが人材派遣です。

そのため正直に自分がお酒を飲めるか飲めないかを話しつつ、お酒のある場が好きとアピールすることが大切です。

2.アルコールが苦手でもコミュニケーションが好きと伝えることが大切です
お酒の質問をされた際、アルコールの苦手な方はとくにこの答えの判断に迷ってしまうはずです。

否定的な発言をするのは勇気のいることですが、コミュニケーションが嫌いではないというアピールさえ忘れなければ、正直な答えを言って構わないでしょう。

3.「お酒が大好き」だと言い過ぎかもしれません
このように、お酒を飲める人の場合であっても、面接の際にはその表現の機微について注意が必要です。

質問の意図に対して的確に削ぎ落されたシンプルな回答ができると、会社としてもスマートな印象を受け取ることができ、採用に有利だと言えるでしょう。

4.素直に答えることで会社にも自分にもメリットがあります
お酒は、人と人とのコミュニケーションに直結する飲み物ともいえます。

そのため自分のお酒の飲み方にあった会社に行くことができるようにするためにも、素直な答えをすることが大切です。

著者情報

小松 元樹
プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。
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