人材派遣の面接は暑い時期ならネクタイなしでもいい?

公開日:  最終更新日:2022/10/17

人材派遣の面接でクールビズの指示があった場合、ネクタイなしで出かけましょう


人材派遣の面接はクールビズの服装でと指示があった場合、指示に従った服装で出かけましょう。ノーネクタイノージャケットが基本で、シャツの中には白やベージュの透けにくい肌着を着てください。

半袖シャツでも採否に影響することはほとんどなく、長袖シャツで腕まくりをする方が悪い印象を与えてしまいます。シャツは一番上までボタンをとめて、シャツの裾はパンツの中へ入れましょう。

クールビズの指示がなければ通常どおり、長袖シャツとスーツの上下を着ますが、暑い時期は最寄り駅までノージャケットノーネクタイで出かけると暑さ対策になります。ネクタイは鏡のある場所でしめ、会社の近くでだらしない格好を見せないよう気をつけてください。

夏にネクタイなしで面接を受けても、人事評価に大きな影響はありません

夏場に人材派遣の面接を受ける場合、派遣先からクールビズで来るよう指示されるケースがあります。言葉どおり、ネクタイなしのクールビズスタイルで出かけてもよいのか、ほかの季節と同じくきっちりとスーツを着て行くべきか迷う人もいるでしょう。

面接での服装が派遣決定にかかわるか、企業ごとのクールビズのとらえ方を紹介します。

【クールビズとは】
政府が推奨するクールビズの目的は、夏場の軽装による冷房の節約で、5~10月のあいだ多くの企業が採用し従業員は軽装で仕事をします。一般的な考え方はノージャケットノーネクタイですが、企業ごとに程度が違います。

現在は一定の期間をもうけず、企業に実施期間の判断が任されています。

【ノーネクタイによる採用への影響】
派遣先との面接へクールビズで来るよう指示があった場合は、それに従ってジャケットなし、ネクタイなしで出かけて構いません。採用担当者へのアンケート結果から、8割がクールビズの服装が採用を左右することはないと言っています。

正式な場面では夏場でもスーツの中に長袖シャツを着ますが、クールビズの指示があれば半袖シャツでも構いません。半袖シャツで面接を受けた場合も、7割の採用担当者が採否に影響しないとしています。

【企業ごとにクールビズのとらえ方が違う】
基本的なクールビズはジャケットとネクタイを着用しないことですが、会社によってポロシャツまでOKのところもあればアロハシャツでもよしとするところもあります。しかしクールビスはその会社に現在在籍する従業員のためのもので、面接に訪れる人には適用しないとの考え方もあり、面接へポロシャツなどで出かけるとカジュアルすぎて印象が悪い可能性もあります。

【心配でも指示があればクールビズで】
クールビズでと言われても、本当はスーツをきちんと来て行った方が印象がいいと思うかもしれません。しかしクールビズの指定があったにもかかわらずスーツをこれまでどおりに着ていくと、面接官はあなたを「指示を理解できない人」「頭の固い人」ととらえる可能性があります。

不安があってもクールビズと指示があれば、ノージャケットノーネクタイで出かけましょう。心配なときは、面接を受ける会社の人が仕事中どのような服装かを確かめておくと安心です。

もしポロシャツやアロハシャツの従業員が多くても、面接を受けるあなたはノーネクタイノージャケットにとどめましょう。また、人材派遣会社の担当に相談すると、適切な服装のアドバイスができます。

ノーネクタイノージャケットで面接を受けるときは、服装に注意しましょう


正式な面接の服装は、長袖シャツにネクタイをしめてジャケットをはおるものですが、クールビズでジャケットを着ない場合、下着が透けて見えやすくなります。そのため、肌着は必ず着るだけでなく見苦しくない肌着を選びましょう。

クールビズの服装をするとき、次の5点を守ると面接にふさわしい格好になるので、服装を決める参考にしてください。

【クールビズ用の半袖シャツを着用する】
クールビズが広く導入され、クールビズ用の半袖シャツも手軽に入手できるようになりました。クールビズ用の製品は、一般的なシャツよりも通気性がよく吸水性の高い素材でできており、真夏の暑い時期も快適に過ごせます。

ノーネクタイが前提のデザインのため、ネクタイをしめなくても違和感のないビジネススタイルにまとまります。シャツの裾はパンツの中へ入れてすっきりした印象にしましょう。

【ボタンは一番上までとめる】
冷房の節約のためのクールビズですが、暑さ対策とはいえ一番上のボタンを開けたままでは、だらしない印象を面接官に与えます。必ずボタンを一番上までとめて、面接を受けましょう。

【肌着が見えないようにする】
素肌が透けないために肌着を着ても、肌着がしっかり透けていると印象が悪くなるので、肌着が目立たない着方をしましょう。ベージュまたは白の下着は透けにくく、Vネックは首元から肌着が見えてしまうことを防げます。

クールビズ用のシャツは涼しさを追求しており、肌着が透けやすいものもあります。派手な柄や色のシャツはあなたの印象を左右する恐れがあるため、無難な色で無地がおすすめです。

タンクトップは脇の汗を吸収できずシャツにシミができやすいため、袖があるタイプにしましょう。袖から肌着がはみ出ないかの確認もしておいてください。

【コーディネートを考える】
ワイシャツとパンツの組み合わせが最も清潔感があり、面接におすすめです。プラスジャケットをはおったコーディネートも面接に適していますが、デザインがカジュアルすぎない注意が必要です。

無地の黒・ベージュ・グレーなどの落ち着いた無難な色のジャケットを選びましょう。

【あわせてにおい対策もする】
暑い時期は汗をかくため、におい対策もしましょう。面接で面接官と向かい合ったときや、受付でその会社の従業員と話すときなど、においは知らないうちに相手に届きます。

においに敏感な人もおり不潔な印象を与えないためにも、汗拭シートなどを持参し、面接会場へ入る前にケアをします。におい対策に香水を選ぶ人もいますが、汗とまざりあってきついにおいになるでしょう。

ハンカチなどで汗をしっかり拭いて、デオドラントシートで仕上げるにおい対策がおすすめです。

クールビズの指定がなくても、最寄り駅まではネクタイなしでもかまいません

暑い時期に人材派遣の面接があっても、相手側からクールビズの指定がない場合、通常どおり長袖シャツにスーツの上下を着て受けます。政府がクールビズを推奨しているからといって、勝手な判断でノーネクタイ・ノージャケットでの訪問は避けましょう。

自分勝手な人だと、あなたの印象をそこなう恐れがあります。会社の最寄り駅まではネクタイなし、ジャケットなしで出かけて、身なりをととのえてから面接を受けましょう。

【半袖シャツではなく必ず長袖シャツを着る】
正式な場ではスーツの中に長袖シャツを着るため、通気性のよい製品を着ます。冷感素材や吸水性が高い素材の肌着を使って対策しましょう。

ジャケットを着るため半袖シャツでもばれないと思うかもしれませんが、面接官の気遣いでジャケットを脱いでよいと言われた場合、半袖シャツ姿になってしまいます。ジャケットの袖から長袖シャツが少しのぞく着方が正式なため、袖が全く見えないと半袖シャツの着用が分かってしまいます。

暑いからと肌着なしでシャツを着ると、ジャケットを脱ぐよう言われたとき肌が透けて恥ずかしい思いをするので、肌着着用も必須です。

【シャツは腕まくりをしない】
ノージャケットノーネクタイの薄着でも、真夏の気温の高い時期は暑くなりますが、ワイシャツの袖は腕まくりせず伸ばしたままにしましょう。日常的な外回りの仕事をする会社員が休憩時間に腕まくりをする姿とは違い、面接を受けるきちんとしたスタイルで腕まくりをすると目立ってしまいます。

【ジャケットは手にかけ、カバンには入れない】
書類などを入れたカバンにジャケットを入れると、シワがつきやすく、見た目の悪いジャケットで面接を受けることになります。ジャケットは伸ばした状態で真ん中でふたつ折りにし手にかけて持ち運びましょう。

【最寄り駅からはネクタイとジャケット着用】
面接予定の企業の近くまでノーネクタイノージャケットでいると、関係者が見ているかもしれません。最寄り駅に到着した時点でトイレなどへ行き、ネクタイをきれいにしめてください。

面接の前に人材派遣会社の担当者と打ち合わせする約束があれば、そのタイミングで服装を整えましょう。ネクタイが曲がっていないかの確認は鏡があるとよく、会社の近くであわててしめるとうまくいかないことがあります。

余裕をもってネクタイをはじめ、面接にふさわしい服装へ整えましょう。

(まとめ)人材派遣の面接は暑い時期ならネクタイなしでもいい?

1.人材派遣の面接でクールビズの指示があった場合、ネクタイなしで出かけましょう
人材派遣の面接はクールビズでと言われたら、ジャケットとネクタイなしで出かけます。シャツは半袖でもよく、透けにくい肌着を必ず着ましょう。

指示がない場合は、長袖シャツとスーツの上下で出かけます。

2.夏にネクタイなしで面接を受けても、人事評価に大きな影響はありません
人材派遣の面接でクールビズの指定があれば、ネクタイなしで受けて構いません。会社側の指示でノーネクタイノージャケットで出かけた場合、採用に影響を与えることはないとされています。

勝手な判断でポロシャツやアロハシャツを着ることは避けましょう。

3.ノーネクタイノージャケットで面接を受けるときは、服装に注意しましょう
面接がクールビズの場合、クールビズ用のシャツを着て透けにくい肌着を選びましょう。肌着は白かベージュのVネックで袖のあるタイプにすると、見苦しくない着方ができます。

汗を拭いたあと汗拭シートでにおい対策までできると、不快な思いをさせません。

4.クールビズの指定がなくても、最寄り駅まではネクタイなしでもかまいません
クールビズの指示がなければ、長袖シャツとスーツ上下を着て出かけます。最寄り駅まではノージャケットノーネクタイでもかまいませんが、鏡を見てきれいにネクタイをしめましょう。

会社近くは関係者がいる可能性があるため、早めに身だしなみを整えてください。

著者情報

小松 元樹
プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。
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