転職したいもののやりたいことがない場合はどうすればいい?
転職したいもののやりたいことがない人は多い

「転職したいもののやりたいことがない」と感じる方は、少なくありません。すでに転職活動中の方の中にも、やりたい仕事がわからないまま続ける方もいるほどです。
やりたい仕事を探すことにとらわれすぎず、転職するかどうかを広い視野で考え、決定しましょう。なぜなら、やりたい仕事があなたの得意、またはできる仕事とは限らないからです。
この記事では、やりたいことがないと感じる原因を解説し、転職先の見つけ方を紹介します。
「やりたいことがない」と感じる原因
転職を考えたいもののやりたいことがない場合、なかなか一歩を踏み出せません。なぜやりたいことがわからないと感じるか、原因を6つ説明します。
自己分析が足りていない
自分の強みに気づいていない状態では、やりたいことがわからなくなりがちです。転職活動は自己分析を行ってから進めるとスムーズですが、行わず何となく始めた場合に、やりたい仕事で悩むケースがあるため、早めに自己分析を行いましょう。
叶えたいことがはっきりしていない
叶えたいことを考える前に、転職したいと思った理由をまとめましょう。しかし、現在の職場で目の前にある業務だけを見つめても、転職を考えるに至った理由はわかりにくいです。
仕事内容に対する不満が転職したい理由の場合、新たな職場ではその不満が生じない条件や環境を、叶えたいこととして考えましょう。
「輝かしいキャリアビジョンでなければ」と思っている
輝かしいキャリアビジョンを作ろうとするあまり、自分の本当にやりたいことがわからずにいるケースがあります。自分がやりたいと思っていなければ面接で答えの軸がぶれ、一貫性のない回答になり、面接官に働く熱意が伝わりにくくなるでしょう。
10年後20年後のキャリアビジョンまで描けていなくてもかまいません。キャリアビジョンが途中で変わることも少なくないため、現在考えていることで十分です。
自分にとって楽しさややりがいを感じること、苦ではないことからやりたいことを探りましょう。
業界や職種の情報が少ない
業界全般やさまざまな職種の情報が足りず、選ぼうとしても比較に必要な材料がないために、やりたいことがないと感じているケースです。知名度の高さや人気度だけで転職先を探しても、自分に合うかどうかはわかりません。
いったん広い視野であらゆる業界の情報収集をし、さまざまな職種で取り組む仕事を確認して、自分に適した職場はどのような場所かを検討しましょう。
なんとなく転職したいと思っている
漠然と現在の仕事がいやで、はっきりした理由もなく「転職したい」と考えている場合は、やりたいことの見つからないケースが多いです。まずは本気で転職する意志があるのかを確認し、そのあと転職活動をスタートしましょう。
性格が関係している場合もある

本人の基本的な考え方や性格が関係して「転職してやりたいことがない」と感じる場合もあります。タイプや考え方別に、やりたいことがないと感じる原因を解説します。
別の場所ならもっと力を発揮できると考えている
現在の職場ではなく、別の場所であればより力を発揮できると漠然と考えるものの、どのような仕事へ転職すればいいかわからない状態です。変身願望はあるものの、発揮したい能力は何かがわからず、転職活動に踏み切れないこともあります。
性格のベースに自信のなさがあるため、本当は発揮できる力があると思うことでごまかしています。本当に現在の仕事が向いていないと判断するために徹底的に取り組む、または少しでも興味のある仕事への転職に向けて関連のある資格取得に挑戦するなどしましょう。
何でもほどほどにこなせてしまう
あらゆる仕事をほどほどにこなせてしまい、強みを把握できていないタイプです。中には、ある程度までこなすと満足して飽きるため、他に合うことがあるもののわからない状態に陥る場合もあります。
いわゆる器用貧乏にあたる人は、強みを把握して伸ばしましょう。できることの中から得意なものを選び、徹底的に取り組むことをおすすめします。
失敗したくない気持ちが強すぎる
失敗を恐れるあまり、これまでに経験した仕事の中から転職先を探そうとすると、なかなかやりたいことが見つからないでしょう。未経験の業界や職種であっても、これまで以上に働きやすい可能性があります。
幅広い求人をチェックするために、検索条件を変えましょう。求人を調べるだけではすぐに失敗しないので、恐れず広い視野で情報収集しましょう。
やりたいことがなくても転職先を見つける方法
「転職はしたいもののやりたいことがない」という場合は、次に紹介する6つの方法から取り組みやすいものを選んで、始めてみましょう。
過去の経歴を棚卸しする
求人を探す前に、これまでの経歴を棚卸しして強みを見出しましょう。過去の職場で取り組んだ業務を全て書き出し、その中で好きな業務や得意な業務をピックアップします。
嬉しかったこと、上司や顧客から褒められたこと、ストレスなくできたことなどの具体的なエピソードをあげると、わかりやすいです。共通点がないと思うかもしれませんが、いくつもエピソードをあげるうちに、強みがきっと見えてきます。
診断ツールを使って客観的な情報を知る
自分で経歴を書き出すなどの方法で行き詰まったときは、診断ツールを利用し客観的な情報を得ると、違った視点から自分を見ることができます。主観的な見方では気づかなかった部分が明らかになり、思考が整理された結果、転職で優先したいことがわかり、やりたいことも見えてくるでしょう。
どんな体験も積極的にする
まだ経験や知識が少ないために、「やりたいことがない」と感じるかもしれません。毎日出勤して業務をこなし帰宅するばかりでは、本当に好きなことを見つけられない可能性があるからです。
仕事やプライベートの中で、小さなチャレンジをしましょう。関連のある簡単な資格の勉強を始めたり、行ってみたかった場所へ友人と観光したり、何らかの刺激を受けることがおすすめです。
その結果、やりたいことにつながるきっかけを得られるかもしれません。
難なくできるが周囲から評価されることを探す
自分では特に困ることなく、簡単にでき評価されたことを振り返りましょう。仕事内容・スキル・経験を思いだし、チームでのことであればどのような人で構成されたチームで、評価体系も説明できる形にまとめます。
その仕事のワンランク上を目指すとすれば、どのようなものかを調べると、やりたいこととキャリアアップにつながる可能性があります。
ストレスなく行える業務を見つける
ストレスなく行える業務は無理なく続けられるため、転職後も取り組みやすい内容です。その業務を含む職種を選ぶと続けやすく、上のレベルの業務へ転職しても無理なく取り組めるので、周りからの評価も期待できます。
最も高いパフォーマンスを発揮した仕事を見つける
経歴を振り返った中で、最も高いパフォーマンスを発揮した仕事をピックアップしましょう。具体的な仕事内容や、取り組みのおかげでスキルアップした点、その業務を行う中でよい緊張を感じた場面などを書き出します。
その状況が現在の職場に近いかを考えると、転職するかどうかを決断しやすくなります。転職先には、最高のパフォーマンスを出せた状況に近い職場がおすすめです。
やりたいことがない転職活動の注意点
やりたいことがないまま転職活動を続けると、長引きやすくなります。4つの注意点をチェックして、スムーズに転職活動を進めましょう。
自己分析で考えすぎない
自分を掘り下げて知ることは転職活動に不可欠ですが、自己分析で考えすぎると迷ってしまい、やりたいことが見つからない恐れもあります。自己分析の結果を見、ひとりで考え続けてもまとまらないときは、友人や家族など第三者の意見も聞いてみましょう。
自分では気づかない適性や好き嫌いがわかり、最適な転職先選びにつながります。
労働条件だけで決めない
やりたいことのはっきりしない転職活動は、長引く可能性が高いです。その結果、転職活動に疲れてしまい、「労働条件さえ合えばどの会社でもいい」と考える恐れがあります。
しかし、自分に合う職場でなければ再び転職したくなる可能性が高いので、労働条件だけでなく、雰囲気や待遇など他の部分も確かめて転職先を決めましょう。
楽しさや憧れだけで決めない
そのサービスを体験して楽しかったり、働く人たちが輝いて見え憧れを抱いたりしたことを理由に転職先を決めると、自分に合っていない恐れがあります。楽しさや憧れは、自分の適性や経験、スキルと関わりのないところで感じている場合があるからです。
自己分析を行って自分らしさを知り、その上で楽しさや憧れ、好きな気持ちをもとに、無理なく取り組める仕事から転職先を見つけましょう。
働きやすさが評判になっている人材派遣会社「グロップ」について、その魅力と選ばれる理由を解説します。
仕事続けながら転職活動をする場合でも、プロのサポートを受けながら行った方が効率よく進められます。新たな職場探しの方法に人材派遣会社への登録もおすすめです。
人材派遣のグロップは、登録された方の希望を聞いてふさわしい求人を紹介し、多くの方々に満足していただきました。寄せられた喜びの声の一部を紹介します。
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まとめ
①転職したいもののやりたいことがない人は多いことを知ろう
②「やりたいことがない」と感じる原因を学ぼう
③性格が関係している場合もあると知っておこう
④やりたいことがなくても転職先を見つける方法を見てみよう
⑤やりたいことがない転職活動の注意点を確認しよう
著者情報
![]() | 小松 元樹 プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。 |
