転職の面接で聞きづらい残業についての質問はどうやってする?

公開日:  最終更新日:2025/09/07

残業に関する質問をしてもかまわない


転職の場合に限らず、面接で残業については聞きづらいですが、ライフスタイルを考慮して働くために重要な内容です。ためらわず質問して、働きやすい状況かを確かめましょう。

この記事では、面接で聞きづらい残業について尋ねる方法など、活用できる情報を解説します。残業について聞くタイミング・尋ね方・注意点などを詳しく説明するので、転職の面接対策へお役立てください。

転職の面接で残業の質問をするタイミング

転職の面接で残業について尋ねる場合、切り出すタイミングが重要です。以下2つのタイミングで尋ねてみましょう。

面接官から質問されたとき

できれば自分からは切り出さず、面接官側から残業についての質問が出ることを待ちましょう。質問されたタイミングで答えることがベストです。

「何か質問はありますか?」と聞かれたとき

面接中に残業に関する質問がなく、終盤に「何か質問はありますか?」と聞かれた場合、あなたから残業について尋ねましょう。いわゆる逆質問をあらかじめ準備する際、残業に関する質問も用意しておきましょう。

「残業はできますか?」と聞かれたときの答え方


自分から残業について尋ねるより先に、面接官から残業の可否を尋ねられた場合の答え方を知っておきましょう。

できない場合は理由を答える

残業の記載がない求人に応募した場合、「できない」と答えてもかまいません。しかし、できない理由もあわせて伝え、残業とは別の部分で、企業に貢献したい気持ちがあることを話しましょう。

残業時間の記載がある求人に応募したにも関わらず、残業を一切できないと伝えると、求人を確認していないというマイナスの印象を与えるでしょう。

できると嘘をつかない

採用されたいあまり、残業できない状況にも関わらず「できる」と答えてはなりません。あなたが残業できることを見込んで採用し、入社後の業務に支障をきたす恐れがあるからです。

しかし嘘は面接官に見抜かれる可能性が高く、その他の部分で評価されていたとしても不採用になるかもしれません。もし嘘をついたまま採用された場合、応募者自身の信用を失い働きづらくなるため、嘘は避けましょう。

残業可能な範囲を伝える

残業できると答える場合は、週に何時間までなど可能な範囲を具体的に伝えましょう。職場で同じ業務に取り組むスタッフが、どのくらいの残業をしているかを尋ねると、実際の残業時間を把握しやすいです。

実際の残業状況を聞き出す尋ね方

応募先の実際の残業状況を、的確に聞き出すための尋ね方を知りましょう。あらかじめ、求人票で残業時間を調べておくことも必要です。

自分の基準をはっきりさせておく

人によって残業できる時間はまちまちです。面接を受ける前に、自分の中で残業可能時間などの基準をはっきりさせましょう。

社会全体で残業時間数は減りつつありますが、ゼロにはしづらく、時期や職種によっては残業の多い場合があります。

具体的な質問をする

明確な残業時間を知るには、具体的な内容の質問をしましょう。仕事量は多いかという質問ではあいまいなため、1週間や1か月などの単位ごとの残業時間を尋ねるとわかりやすいです。

謙虚な姿勢を心がける

残業はライフワークバランスに関わるため、詳しく確認したい内容ですが、質問は謙虚な言葉や態度で行いましょう。残業には可能な限り協力する姿勢を示しつつ、どの程度の残業が必要かを尋ねます。

残業について尋ねる質問例

面接官へマイナスの印象を与えず残業について質問する言い回しは、以下の言い回しを参考にしましょう。

「○○職の1日のスケジュールはどのようでしょうか?」
「残業時間は、部署や繁忙期などによって変わりますか?」
「職場の方々は、仕事のあとどのように過ごされますか?」

転職の面接で残業について聞くときの注意点

転職の面接で残業について聞きたい場合、以下の5点に気を付けましょう。面接官の印象を左右しやすい内容なので、注意が必要です。

逆質問の1つめに聞かない

逆質問はあらかじめ複数用意し、残業に関する質問を初めにすることは避けましょう。残業はどちらかといえばネガティブな内容なので、逆質問は仕事への意欲が伝わる内容を用意します。

他の質問よりも詳しく尋ねない

複数の質問をする中、残業の質問だけ詳しく長くならないよう配慮しましょう。残業の話にこだわると、「残業ができない」「協力が難しい」と印象づける恐れがあるからです。

残業の質問までに働く熱意を伝えておく

残業など聞きづらい質問であっても、面接の回答全体を通して働く意欲を伝えていると、尋ねやすい雰囲気になります。逆質問は面接の終わり頃にされるので、それまでの質問で応募先に貢献したい気持ちを十分伝えましょう。

すでに回答されたことを聞かない

面接の質問ですでに残業の内容があった場合、逆質問で再度尋ねることは控えましょう。聞きそびれた内容があり、どうしても確認したいときは、謙虚な姿勢を心がけ手短に尋ねます。

しかし、再び残業について質問すると「残業にこだわっている印象を与えやすいので、簡単な確認にとどめることをおすすめします。また緊張するとすでに答えてもらった内容を忘れ、再び尋ねてしまう可能性があるため、リラックスして面接を受けましょう。

残業以外の聞きづらい内容の尋ね方

残業だけでなく、その他にも聞きづらいポイントがあります。質問してよいかどうかをためらいやすい、以下の4点の聞き方を紹介します。

給与や年収

給与や年収は求人票などに載っているため、調べてすぐにわかる内容なので避けましょう。「残業代は出ますか?」など直接的な言い回しではなく、「御社へ貢献し一定の評価を頂いた場合、どのように昇給を期待できますか?」など、仕事に真摯に取り組む姿勢を示した上で質問します。

出るかどうかという聞き方は、企業を疑っているとも取れてしまうため、報酬制度や規定を尋ねる聞き方を心がけましょう。

福利厚生

福利厚生は面接官から説明されるケースが多いものの、求人票にない内容や説明で聞けなかったことは尋ねましょう。休日を確保したい・資格取得支援制度は利用できるかなど、働く上で大切なポイントです。

「休日出勤はありますか?」「有休は取りやすいですか?」などの聞き方は避け、「ライフワークバランスを整えて、長く働きたいため」と理由を述べて質問します。女性の場合は産休や育休取得率、職場復帰率なども確認すると長く働きやすい企業かがわかります。

勤務地

全国展開の企業の場合、転勤の可能性も視野に入れましょう。勤務しやすい支店が近くにあったとしても、遠方の支店へ配属されるかもしれません。

「転勤はできません・したくありません」という答え方は避け、「あらゆる経験を積みたいと思いますが、初めは住み慣れたエリアでの勤務を希望します」と伝えると、仕事への意欲と自分の希望を伝えられる人物と印象づけます。

面接で第一印象をよりよくする方法

面接で残業など聞きづらい質問をスムーズに尋ねるには、第一印象に配慮しましょう。面接官からの印象がよいと、聞きづらい質問も話しやすい雰囲気になるはずです。

第一印象は、視覚情報が5割を占めるといわれているため、ポイントを押さえて準備し麺s熱当日を迎えましょう。

清潔感のある身だしなみに整える

清潔感は、人と人とが関わるビジネスの場に不可欠です。黒・紺・ダークグレーの無地のスーツを着用し、華美なデザインは避けます。

スーツやワイシャツ、バッグなどの持ち物が汚れておらず、色あせやシワがないかも確認しましょう。髪型は、前髪が目にかからず、すっきりとさせます。

長い髪は後方でひとつに束ね、横髪も表情をかくさないよう整えておきます。男性はひげを丁寧に剃り、無精ひげのまま面接を受けることは避けましょう。

自然な笑顔を心がける

自然な笑顔で面接を受けるには、口角を上げることを意識します。口角を上げた笑顔は面接官に自信のある印象を与えるほか、声も明るいトーンになります。

笑顔に慣れていない場合は、面接までに鏡を見て口角を上げる練習をしましょう。緊張しやすい方も、笑顔の練習を重ねておくと安心です。

歩く・座るときは背筋を伸ばす

面接室への入退室の振る舞いも、面接官はチェックしています。面接室内を歩くときは胸を張りすぎず自然に背筋を伸ばし、軽くあごを引いて歩きましょう。

大きな靴音を立てず自然な速度で歩いて、応募者用のイスまで進みます。イスに座っているときは、骨盤を立てるようにして背骨を自然にまっすぐ伸ばします。

イスに深く腰かけると靴底が浮いてしまう場合は、やや浅めに腰かけましょう。背もたれは使わず、少し隙間をあけます。

ハキハキと聞き取りやすい声で丁寧に話す

面接官の聞き取りやすい大きさの声で、滑舌よくはっきりと話しましょう。同じ回答であっても、ハキハキと大きな声で話した方が好印象です。

緊張すると早口になりやすいため、ゆっくりとした話し方を意識します。敬語を正しく使い、丁寧に話しましょう。

グロップの評判を実際に確認しました!登録者が語る本音をまとめました

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今までと違う世界を見てみたいと思い、思い切ってグロップの派遣に登録しました。未経験からでも安心して始められる職場を紹介してくれると評判だったので、迷わず登録しました。実際に働いてみると、自分でも気づかなかった得意なことや向いている分野が少しずつ見えてきて、自分を好きになれました。新しい職種を経験することで、自分の可能性が大きく広がっていくのを感じたことは、将来のキャリアについて考えるきっかけにもなりました。

まとめ

①残業に関する質問をしてもかまわないと知ろう
②転職の面接で残業の質問をするタイミングを見ておこう
③「残業はできますか?」と聞かれたときの答え方を学ぼう
④実際の残業状況を聞き出す尋ね方をチェックしよう
⑤転職の面接で残業について聞くときの注意点を知ろう
⑥残業以外の聞きづらい内容の尋ね方を確認しよう
⑦面接で第一印象をよりよくする方法を学ぼう

著者情報

小松 元樹
プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。
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