人材派遣の面接は得意科目が重要になるんですか?

公開日:  最終更新日:2019/03/26

得意科目能力に合わせて仕事を絞り込むことも可能です

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面接ではさまざまなことについて聞かれることになりますが、質問の多くは登録した履歴書の内容以外の事柄となり、具体的にできることがメインとして聞かれることになります。

たとえば得意科目が理系科目の場合には機械の操作や力学、物理の知識が必要となる仕事を任せることになりますし、文系科目ならば営業やデザイン、事務といった仕事を任せた方が合理的で、基礎的な能力に合わせた仕事をしてもらって業績をさらに伸ばすためにも、得意科目が重視されることになります。

また得意科目について、もしくは得意とする業務について人材派遣会社へとあらかじめ伝えておくことは、自分の能力を活かした仕事を紹介してもらいやすくなるというメリットもあります。

能力に合った仕事を選ぶことは、自身の評価にもつながるだけでなく、モチベーションや仕事への意欲にも通ずる部分もありますので、隠さずに伝えておくことをおすすめします。

不得意科目の質問に対する返答は姿勢が問われます

得意科目については自分のアピールポイントとなるため、面接時に聞かれたとしても問題無く返答ができると思いますが、たとえば「不得意科目は何ですか?」と聞かれた場合には答えに窮する方も多いのではないでしょうか。

不得意科目に関する質問をされた際には、まずは落ち着くことを優先しなければなりません。あまり言いたくない部分に触れられて支離滅裂な答えをしてしまったり、嘘をついてしまったりすると自身の評価を下げることにつながりますので注意が必要です。

この質問の意図は「不得意科目に対してどのような対応を取ってきたのか」を問うているため、苦手だから逃げ続けてきた、苦手なものからは向き合おうとはせずに避けてきたといった発言をするのはマイナスイメージにつながってしまいます。

苦手なものでもある程度は向き合ってきた、どの程度の努力をして改善を図ろうとしているといった返答や、努力した結果どうしようもなかったので戦略的に撤退し、その分長所を伸ばすことにしたといったように、前向きな返答をするのが理想的です。

得意科目は仕事につながるものを選びましょう

面接時に聞かれる得意科目についての質問は、自己アピールの場でもあるため、できる限り多く挙げられた方が魅力的な人材と取られるわけですが、あまりにさまざまなことが得意だと言うことは逆に情報の信憑性が薄れてしまうことから、微調整をすることが必要となります。

その上で「何を切り捨てればよいか」、もしくは「どういったことが得意か」を的確にアピールしなければなりません。

どの科目が得意なのかについては、応募する仕事について適宜変えていく方がより合理的で、無意味なアピールをしたところで面接の時間を引き延ばしてしまうだけなので、仕事の内容に合わせて必要になりそうな得意科目がある場合にはアピールしていくようにしましょう。

たとえば仕事の内容が事務系ならばパソコンのスキルがあることは非常に有効なアピールポイントとなりますが、理科が得意だとアピールしたところで受け取り側の目にはそれほど魅力的な人材と映りませんので、仕事を得るためには的確に自分のスキルが仕事に活用できることを述べていく必要があるのです。

面接は人柄を見る場でもあります

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人材派遣会社から派遣されることになる人材も、アルバイトの人材も、正社員でも、登用される前には必ず面接というプロセスを経る必要があります。これは面接にてその人の人柄を見たいから行われるのであって、話をする態度や選ぶ言葉からにじみ出る人間性や品性を吟味するために設けられる場であると言うことも可能です。

簡単に言うならば「一緒に仕事をしたい人材」であれば採用されることになりますし、「一緒に仕事をしたら面倒なことになりそう」と思われたのであれば不採用ということになります。

たしかに得意科目やスキルについても合否を決める上で大切な判断材料になり得ますが、それ以上に仕事に対して意欲的で、一緒に働いたら面白そうだと感じられるような、その人の人柄が重要視されることになります。

仕事をしてみて一番困ることは真面目に仕事へと取り組んでくれないことで、教えても教えても覚えてくれないやる気の無い人材は企業の求めるところではありません。面接にて答えに困るような質問も投げかけられるかもしれませんが、前向きでひた向きで、性根がまっすぐであることをアピールできれば、きっとうまくいくことでしょう。

(まとめ)人材派遣の面接は得意科目が重要になるんですか?

1.得意科目能力に合わせて仕事を絞り込むことも可能です
得意科目は面接の際に聞かれることになり、自身の得意な分野の仕事ならば重要なアピールポイントとなります。

派遣会社へと登録をする際には正直に伝えて、自分の強みを活かせる仕事を選ぶのがおすすめです。

2.不得意科目の質問に対する返答は姿勢が問われます
不得意科目についての質問は問題に対してどのように対処してきたのか、またはどのように対処していく人間なのかを問う質問となります。

落ち着いて前向きな返答ができるように心掛けましょう。

3.得意科目は仕事につながるものを選びましょう
面接時に得意科目について聞かれた場合には、応募している仕事に対して活用できそうな分野の科目を挙げておくのが無難です。

アピールポイントを伝えて、使える人材であることをアピールしましょう。

4.面接は人柄を見る場でもあります
面接では得意科目や個人の持っている特殊なスキルが重要視されると思われがちですが、それにも増して人柄や人間性が重要視されることになります。

一緒に仕事をしたいと思われるような返答が理想です。

著者情報

小松 元樹
プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。
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