人材派遣の面接を受ける時の注意点は?

公開日:  最終更新日:2019/03/26

面接では聞かれたことを解りやすく簡潔に答えます


人材派遣の面接において、自己紹介と職歴の確認は必ず行われます。人材派遣の面接だけではなく、企業の面接においてはほぼ間違いなく質問されることです。

人材派遣の面接で自己紹介をする時には名前、生年月日など自分に関する情報を相手に伝えますが、ハキハキとしっかり元気よく話すのを注意点として覚えておきましょう。職歴を聞かれた時には頭の中で全てを短く、解りやすく整理して話すのも注意点の1つです。

○○で4年間働いたのですが、その時には人間関係がうまくいかずに辞めて…などとだらだらと話してしまうと、相手も聞く気を失ってしまいますので、○○で何年働きました。その次には○○で3年働きました。このように、あくまでも履歴書に書かれている職歴を淡々と答える、というような感覚で話すのを注意点として覚えておいてください。

退職した理由もプラスのイメージに変えられます

職歴を話す時には、どうしても退職をした理由なども聞かれることになります。それが人間関係による退職なのか、体調を崩したことによる退職なのかは人によって全く異なります。

しかし場合によっては、その退職した理由が大きくマイナスの印象を与えてしまうこともあるのです。そのため、退職した理由すらも自分にとってプラスになるように相手に伝える、ということが重要になります。

正直に退職理由を伝えるのはもちろん重要ではありますが、たとえば「信頼していた同僚が退職してしまい、この先仕事をしていくことが不安になり辞めました。」このような内容では当然、相手によいイメージを与えることはできません。

採用しても信頼している部下や同僚が辞めるなど、人間関係が原因ですぐにまた辞めてしまうのではないか、と相手にマイナスなイメージを与えてしまいます。

そのためこの場合には「信頼していた同僚がさらなるスキルアップを目指して退職したため、それに感化され自分もさらにスキルアップを目指そうと思い退職した後、次のステップに進むため御社で面接を受けております。」などといったようにすれば多少印象が変わるでしょう。

面接の段階で自分の都合ばかりを優先する発言をしてはいけません

仕事ばかりが人生ではありませんし、ある程度は自分のプライベートや家族のことを優先するのも重要なことです。そのため最初の面接の段階で、残業はできません、月曜日と水曜日は休みます、休日出勤はできません。

などといったようにある程度自分の希望を伝えたい、という気持ちは分からなくはありません。ただし、自分のプライベートや都合ばかりを面接官にアピールしたとしても全く意味はありません。

面接の段階で派遣先の面接官に対して、そのような内容を伝えたとしても、マイナスのイメージを与えるだけですので、プライベートや家族を優先したい気持ちは抑えて、一旦仕事が始まってから少しずつ自分の都合を伝えていくようにしてください。

もちろん、とにかく仕事がしたい!というのではなく、暇つぶしや時間があり余っているので働きたい、というのであれば自分の都合をすべて受け入れてくれる派遣会社を選ぶのもよいでしょう。しかし今すぐにでも仕事がしたいと思うのであれば、最初からありのままを伝えすぎるというのはよくありません。

派遣会社と派遣先の面接を一緒だと思ってはいけません


派遣会社と派遣先の面接というのは、つい同じだと考えてしまう人もいますが、実は全く異なるものです。派遣会社というのは企業に対して派遣社員を派遣するのが仕事です。

派遣社員を管理して企業との架け橋になる必要があります。つまり派遣会社での面接において、疑問点や給料など様々な点において分からないことがあればどんどん質問するべきです。

そういった疑問点を解決しないままで派遣社員として登録されてしまうと、後々になってそんなこと聞いていなかった、労働条件がひどかった、などさまざまなトラブルの原因になってしまいます。

派遣先との面接や、顔合わせをする場合には、分からないこともあると思います。しかし質問で給料や休みの日数などについて、詳しく聞こうとするのはあまりおすすめできません。

内容は派遣会社が全て管理していますので、派遣会社を通して質問をするようにしましょう。そうすれば派遣先からマイナスなイメージを抱かれたり、仕事がしづらくなったりするようなこともありません。

(まとめ)人材派遣の面接を受ける時の注意点は?

1.面接では聞かれたことを解りやすく簡潔に答えます
面接においてはダラダラとした話し方をするのではなく、短く簡潔にまとめるようにしてください。

短く簡潔に話すためには、事前に話す内容をまとめておくことも重要です。

2.退職した理由もプラスのイメージに変えられます
面接では相手にマイナスのイメージを与えてしまう内容も様々あります。

マイナスのイメージをできるだけプラスのイメージに変えることができるように、言い方や伝え方を工夫するようにしてください。

3.面接の段階で自分の都合ばかりを優先する発言をしてはいけません
自分の都合を、最初から相手に伝えることは悪いことではありません。

しかし相手にマイナスな印象を与えてしまうほか、なかなか仕事が決まらないという原因にもなってしまいますので注意してください。

4.派遣会社と派遣先の面接を一緒だと思ってはいけません
派遣会社の面接と派遣先での面接では、質問できる内容も、受け答えの仕方も違ってきます。

派遣会社の面接と派遣先での面接との区別をしっかりで行った上で、面接を受けるようにしましょう。

著者情報

小松 元樹
プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。
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