人材派遣の面接で短所を言う際のよい例は?

公開日:  最終更新日:2019/03/26

人材派遣の面接で短所を言うなら自分を客観視できていることをアピールすべきです

あなたの短所となる部分はどこですか、と質問をされたのであれば、それはつまりこういうことです。人材派遣の面接では「あなた自身を客観的に見た時に短所はどこですか?」と聞いているのです。

短所がない人間なんて存在しませんので、そのようななかで自分の短所は分かりませんなどという人がいれば、それは自分のことを客観的に見ることができていない人だと判断されてしまいます。仕事においても、自分のことをしっかりと客観的に見ることができていないというのは致命的なものです。

そのような人と一緒に働きたいと思う人は多くはありませんので、人材派遣で短所を聞かれた時にはしっかりと短所を伝えてください。ただし、人材派遣の面接なら短所はなんでも言ってよいのかといえばそうではなく、仕事や人間関係においてマイナスになり過ぎないものを選びましょう。

たとえば例文を参考にして自分に当てはまるものを探してみるというのもありです。

自分と向き合い解決する努力をしていることをアピールしましょう

面接で自分の短所を質問された時には、ある程度はスラスラと回答できなければ、自分としっかりと向き合えていない人であると思われてしまいます。就職活動というのは、派遣に限ったことではなく、自分と向き合う時間がとても重要になります。

なかなか自分の短所を言うことができないような場合には、それは自己分析がしっかりと行えておらずに、十分に理解できていない可能性があります。今の自分と向き合って、自分の欠点を一度認めたうえで、改善する方法などを考えることがなによりも重要であり、それは問題解決能力の有無にも関係するのです。

つまりただ単に自分の欠点を話して欲しいのではなく、面接官が本当に知りたいことはあなたがどのくらい自分の短所を改善しようとしているのか、ということです。

人間関係においてはもちろん、仕事をするうえでも問題解決能力というのは重要な能力のひとつなのです。それをしっかりとアピールできるのかどうかがカギとなるのです。

こんな短所はダメな例です

短所を正直に、ありのまま伝えるのもよいのですが、実はそうではありません。たとえば集中をすることができない、といったことは絶対に言ってはいけません。

採用担当者はただあなたの短所を知りたいと思っているわけではありません。そのなかから色々なあなたに関する情報を読み取ろうとしていますので、集中することができないというのは絶対に言ってはならないのです。

集中できる能力というのは、仕事においても絶対に欠かすことができないもので、集中することができないことは仕事にも大きく影響する短所となります。仕事において集中力が長続きしなければ、たくさんミスをするなど、仕事の効率が非常に悪くなってしまいますので集中できないと言う短所は言わない方がよいでしょう。

また自分に自信がない、という短所もあまりおすすめできません。自信がないというのは一見すると短所のように感じるかもしれませんが、誰しもが仕事を探している時などには抱きやすい感情です。

また自信のなさは仕事に対しての取り組み方にも影響するので、ただのマイナスポイントでしかありません。

短所を言うなら具体的な対処法も述べましょう


面接において短所を言うのであれば、ただ短所を言うだけではなくその短所に対してどのように行動をして、対処しようとしているのかを述べる必要があります。ただ短所を言うだけではアピールポイントにはならず、単なるマイナスポイントにしかなりません。

短所があるものの、その短所をどのように改善しようとし、仕事に対してどのように向き合おうとしているのかを伝えるべきです。また短所を述べる時には、どうしてもマイナスとなる言葉ばかりを使ってしまいがちです。

しかし少し工夫するとプラスの言葉に置き換えることができる場合もあります。

たとえば仕事が遅いや動きが遅い、など言葉にするとただのマイナスポイントでしかありませんが、少し慎重になりすぎる、丁寧になりすぎるところがある、といった伝え方をするだけでも、ただの短所ではなく、プラスの要素を持った短所に早変わりしてくれます。

少し工夫するだけで短所すらも武器にできることがあるため、工夫してみてはいかがでしょうか。

(まとめ)人材派遣の面接で短所を言う際のよい例は?

1.人材派遣の面接で短所を言うなら自分を客観視できていることをアピールすべきです
短所を聞かれたら、どのような小さなものでもよいので自分の短所をしっかり伝えます。

自分を客観視できるのかどうかが何よりも重要になります。

2.自分と向き合い解決する努力をしていることをアピールしましょう
短所があることは誰もが同じですので、まずはその短所と向き合ってどのように解決しようとしているのか、というのがなによりも重要なポイントになります。

短所を改善しようとするのは問題解決能力に直結します。

3.こんな短所はダメな例です
短所を認めるのはよいのですが、実は短所ならなんでも素直に口にしてよいのかといえばそうではありません。

言ってプラスになる短所もあれば、マイナスにしかならない短所もあるのです。

4.短所を言うなら具体的な対処法も述べましょう
短所を言うのであれば、具体的な対処方法や、その短所をどのように改善しようとしているのかも述べるようにしましょう。

少し工夫するだけでも、短所すらも面接における武器にできることがあります。

著者情報

小松 元樹
プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。
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