転職を何度も繰り返す人はどのような特徴があるの?

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転職3~5回で「繰り返す人」の印象を持たれる


転職を選ぶ人は少なくありませんが、短期間で転職回数が3~5回ほどあると、転職を繰り返す人という印象を持たれやすくなります。現在の職場に不安や不満があると転職を考えますが、転職回数があまりに多いと、採用に不利になる恐れがあるでしょう。

この記事では、転職を繰り返す人の特徴を紹介し、転職を繰り返した場合の末路やデメリット、長くは働ける職場を見つける方法を解説します。

転職を繰り返す人の特徴

転職を繰り返す人には、7つの特徴があります。あてはまるものがないかチェックして、転職活動を始める場合は注意しましょう。

明確な転職理由がない

職場で現在の状況が辛く「とにかく辞めたい」と思い、勢いで転職する人です。転職する明確な理由がなく、逃げたいばかりで新たな職場へ移ったとしても、同じ理由で辞める恐れがあります。

ネガティブな転職理由であるだけでなくはっきりしないため、応募先へ伝えても欲しい人材と思われない可能性が高いです。転職活動を始める前に、前向きではっきりした理由を考えましょう。

自己分析が不足している

就職活動や転職活動の初めに自己分析を行い、自分は何を仕事に求めるかをはっきりさせて進めます。働く目的がわからないまま求人へ応募すると、志望動機もあいまいになってしまい、採用担当者へのアピールが難しいでしょう。

スキルや経歴の棚卸しなど、転職活動には十分な自己分析が不可欠です。

会社への要求が高い

現在の職場が理想と違っており満足できず、要求に応えてくれる会社を見つけようとして転職する人です。例えば、給与が高く残業はなく、考え方の合う人しかいない条件の会社は、まずないと思いましょう。

理想を全て叶える企業はほぼないととらえ、転職活動では企業に求める条件をまとめておき、譲れないものと妥協できるものを決めて応募先を絞り込みましょう。

自己評価が高すぎる

実際のスキルや経歴に見合わない高すぎる自己評価は、周囲との軋轢を生じやすく、働きにくくなるでしょう。ある程度自己評価の高い方が自信を持って仕事に取り組めますが、度を超すと周りに迷惑をかけてしまいます。

また、自己評価の高すぎる人は責任を他人に転嫁する傾向があります。仕事で問題が起きたとき、原因究明や自分自身への問いかけを怠りやすく、企業や周囲のせいにして不満を持ち、すぐに転職を考えるでしょう。

コミュニケーションが難しい

周囲の人とぶつかりやすい、コミュニケーションがうまくとれず居心地が悪いなど、コミュニケーション能力に問題があり辞める人は、転職を繰り返しやすいです。どの職場もコミュニケーションがかかせないため、これまでの人との関わり方を振り返り、接し方を見直すと、長く続けられる職場と出会えるはずです。

キャリアプランがはっきりしない

キャリアプランの達成も転職の目的のひとつです。成功のために必要な転職であれば、転職回数が増えたとしても納得の結果を得られるでしょう。

不明瞭なキャリアプランのまま転職活動を始めると、転職したにも関わらず「思っていた職場と違う」と感じがちです。何となく転職活動を進めず、キャリアプランをはっきりさせましょう。

ネガティブに考えやすい

考え方のくせで、日頃からネガティブに物事をとらえやすい人も、転職回数が多くなりやすいです。職場の将来性や自分の立場が不安に感じ、仕事へのモチベーションが下がった結果、転職に踏み切ってしまいます。

この場合は、意識して前向きな考え方をする努力をじっくりと取り組みましょう。

物事に飽きやすい

仕事に限らず、あらゆる物事に対して飽きやすい人は転職を繰り返しがちです。仕事に慣れてきた段階で業務に飽きてしまい、積極的に取り組まないまま続けると、成長を期待できなくなるでしょう。

成長がないと昇給や上の立場を任される可能性も低くなり、より変わらない仕事に飽き、転職を考えてしまいます。

転職を繰り返した人の末路


転職を繰り返した人の状況を参考に、どのような末路になったかの例を紹介します。

「すぐに辞める人」の印象がつく

2~3年で短期離職を繰り返すと、履歴書を見た採用担当者が「自社に就職しても、同じようにすぐ辞めるのでは?」とネガティブな印象を持ちやすいです。企業は長く勤めてくれる人材を求めているため、採用に不利になってしまいます。

今回の転職は以前のようにならないと伝える根拠や、仕事に対する熱意を伝えると採用の可能性が上がるでしょう。

スキルが身につかずアピールできない

短期間在職しただけではスキルが身につかず、転職でアピールできる経験は身につきづらいです。時間をかけて積んだ経験は、職場が変わっても生かせる場合が多いものの、ほぼ未経験の状態ではアピールにつながりません。

得意分野が見つからないために、仕事が長続きしない場合があります。転職活動を始める前に自己分析をして、何が強みかを把握することがおすすめです。

希望条件に合う職場に合格できない

転職を繰り返すと、求める希望条件が多い企業に応募しても、受かりにくくなります。希望どおりの職場へ転職できず、常に人手不足の職場でなくては、採用されない可能性があります。

慢性的に人手不足の企業は、医療や介護など業界全体で人材が不足している場合もありますが、いわゆるブラック企業が多いでしょう。

転職活動が長引きネガティブになる

転職を繰り返すと次の職場が見つかりにくくなるため、転職活動が長引きやすいです。不採用通知ばかり受け取ると自信がなくなり、転職活動に疲れてくるでしょう。

とにかく内定をもらえたところへ移りたくなり、ブラック企業とわかっていながら転職する恐れがあります。

妥協した企業でミスマッチが生じる

働く条件を大幅に妥協して転職すると、ミスマッチが生じやすく、再び短期間で離職する可能性があります。本当は最も優先したい事柄を妥協すると、続けたくても続けられないためです。

自己分析を行い、働くために必要な条件をまとめたあとで順位付けし、キャリアプランと照らし合わせて求人をチェックしましょう。

転職を繰り返すデメリット

転職を繰り返すと、その後の転職活動や仕事にデメリットが生じやすくなります。起きる可能性のあるデメリットを、3つ説明します。

転職先を選べなくなる

年齢が上がると転職先の選択肢は減る傾向にあり、短期間で転職を繰り返すとさらに選択肢が狭まります。20代で新卒入社しすぐに転職し、何度も離職していると30代で転職先がほぼ見つからなくなるでしょう。

スキルを身につけないまま転職を繰り返しているので、未経験者と同じ立場だからです。転職を検討中の場合は、長く働き続けた経歴があるか、アピールできるスキルや資格はあるかを振り返って決断しましょう。

市場価値が低いままになる

人材の市場価値は、身につけたスキルや資格、経験によって変わります。短期間で転職を繰り返すと、企業の欲しがるスキルなどが身についておらず、市場価値が低いままです。

市場価値を上がるには、年代にふさわしいスキルや経験を身につけることが必要です。必要な経験が足りないと感じれば、長くひとつの職場で働いて経験を積みましょう。

生涯年収が低くなる

同じ企業へ長く勤めると、給与や賞与額のアップを期待できますが、転職を繰り返すと給与などが上がる前に辞めることになり、なかなか収入が上がりません。転職後は収入の下がる可能性が高いため、再び低い収入からのスタートです。

ボーナスの時期を逃して退職すると、同世代の年収よりも低い傾向があります。勤続年数が低いと、クレジットカードの審査に通らない、住宅ローンを組めないなどの不利益が生じやすいといわれています。

長く働ける職場を見つける方法

何度も転職せず、同じ職場で長く働くには職場選びが大切です。自分に合う働きやすい職場を見つけるための4つの方法を紹介します。

自己分析を丁寧に行う

転職で何を求めるかがはっきりすると、転職を繰り返すことを防げます。自己分析を早めに行い、仕事に対する希望やキャリアプラン、仕事との向き合い方などを知りましょう。

方法は、自己分析シートを利用する、自分史を書き出すなどさまざまです。客観的に自分を見つめられる上、履歴書や職務経歴書を記入する際にも役立ちます。

過去の転職理由を振り返る

これまでに繰り返した転職の理由は何でしょうか?振り返って、転職しなくてもよかったかもしれないと感じる部分があれば、それでもなお転職したのはなぜかを考えます。

また、以前の職場での振る舞いを振り返り、周囲とコミュニケーションがとりづらくなっていたなど問題はなかったかを、確認しましょう。

企業や業界の情報収集をする

自己分析を行って転職活動の軸がはっきりし、これまで転職を繰り返した理由を振り返ったあとは、応募したい業界や企業の情報収集を行います。仕事に求める条件をクリアできる業界・会社かを確認するためです。

確認せずに応募し採用されたあと、ミスマッチに気づいた場合、再度転職を考えることになります。

グロップの評判は本物?働いた人たちのリアルな評価を大特集

転職の選択肢の一つとして、人材派遣会社に登録するのもおすすめです。人材派遣会社のグロップには、転職して良かったという声がたくさん届いています。

口コミを一部紹介しますので、参考にしてください。

O.M(49歳/女)

将来に向けて経済的な蓄えを増やしたいと思って、グロップを利用しています。派遣という働き方なら自分の生活リズムや家庭の状況に合わせて働けるので、無理なく家庭と仕事を両立しながらしっかり収入を得ることができると考えたからです。その想像通りグロップでは、不自由なく働けています。担当者の方も親身にサポートしてくれるので、安心して働け心にも余裕ができるようになりました。

J.N(21歳/男)

デスクワークが苦手だったので、体を使う仕事を希望していましたが、労働環境が整っていない会社も多かったため、自分で選べず悩んでいました。そんな時に友達に紹介してもらったのが、人材派遣会社の中でも得に評判の良かったグロップという会社です。グロップは、製造や軽作業など体を動かす求人が豊富で、自分に合った仕事を紹介してもらえました。同僚とのコミュニケーションも取りやすい会社だったので、仕事を楽しみながら続けられています。体力を使いながら充実感も得られる働き方ができて、とても満足しています。

T.S(24歳/男)

将来的に独立や起業を目指していたのですが、自分にどのような業種が合っているのかわからなかったため、決めかねていました。若いうちにできるだけ幅広い職種で経験を積みたいと思ったので、現在はグロップに登録して働いています。グロップには、さまざまな業界で働くチャンスがあり、実際の現場で学んだ知識やスキルは貴重な財産となっています。グロップを通じて得られた経験は、今後のキャリアや独立の基盤として大きな力になると実感しています。

W.M(23歳/女)

大学を卒業して入社した会社が想像以上にブラックな環境で、長時間労働や人間関係に疲れ、体調を崩して退職しました。退職直後はメンタルがやられてしまっていたので、正社員に戻る自信をすぐに持てずにいました。そのため、リハビリする気持ちでグロップに登録しています。派遣として働くことでプレッシャーの大きすぎる責任から距離を置きつつ働けていますので、無理なく社会復帰ができました。崩れた生活リズムを取り戻しながら、これからまたキャリアを立て直すための準備期間にしている最中です。

D.C(35歳/男)

以前は正社員として働いていたのですが、月に60時間を超える残業があるような職場で働いていたため、体調を崩してしまい退職した経験があります。そのため、次は無理せず働ける環境を選びたいと思っていました。色々と探していましたが、自分で見つけられなかったので、グロップに相談しました。担当者の方は職場環境や勤務条件を丁寧に確認してくれ、安心して働ける派遣先を紹介してもらえました。実際に勤務してみても、無理のないペースで続けられ、健康面や生活面の不安が減りました。

H.O(36歳/男)

大学を卒業してからずっと同じ会社で働いてきましたが、もっと新しいことにチャレンジしたい。キャリアの幅を広げたいという思いが強くなったため、グロップを利用し転職しました。グロップでは色々な業種の仕事を提案してもらい、その中でもこれまでの知識を活かせる仕事を紹介してもらいました。過去の経験を活かしつつ、新しい知識やスキルを身につけることができるような仕事を紹介してもらえたので、自分の強みや適性を再発見できました。

R.Y(48歳/男)

リストラされてからフリーターとして働いていましたが、安定した働き方を実現するには社会保険に加入できる環境が必要だと感じていました。色々と考えたのですが、正社員を無理して目指さずに人材派遣会社のグロップに登録し、派遣として働いています。派遣でも社会保険に加入できるので、安心して仕事に集中できるのが大きな魅力です。実際に紹介された派遣先では福利厚生が整っていて、健康面や将来の生活設計にも不安がなくなりました。安定した収入を得ながら長く続けられる職場に出会えたことは、私にとって非常に大きな収穫です。

M.T(27歳/女)

以前は体力的にも精神的にもギリギリの状態で働いていましたが、無理を重ねてしまい、一週間ほど入院してしまいました。退院後はもっと落ち着いて働ける働き方を探していました。友達からの紹介でグロップに登録したところ、穏やかに働けるようになりました。派遣なら過度な責任やプレッシャーに追われず、自分のペースで働けます。紹介してもらった職場は雰囲気も柔らかく、今は安心して仕事を続けられています。心にも体にも余裕が生まれ、趣味の時間も取れるようになりました。

J.U(53歳/女)

年齢を重ねるにつれ、老後の生活や社会保険のことが心配になってしまいました。家族に相談し許可を得たので、家事を分担したうえでグロップに登録して働いています。グロップでは年齢に合わせた職場を紹介してもらえたので、今では無理のないペースで健康を大切にしながら働けています。雇用保険や社会保険が整った職場なので、安定した収入と保障が得られ、前向きな気持ちで日々を過ごせるようになりました。登録して本当に良かったです。

T.N(44歳/女)

結婚して生活のリズムが大きく変わったことで、正社員として働くことが難しくなってしまいました。結婚後は、家庭を優先しながら働きたいと考えた結果、思い切ってグロップに登録し、派遣としての働き方に切り替えました。担当してくれたマネジメントエキスパートさんが、こちらの要望を丁寧に聞いてくれるので、自分に合った職場を選ぶことができています。無理のない範囲で働きつつも、安定した収入も確保できるようになったので、自分にとって心地よいバランスが取れた働き方ができています。

まとめ

①転職3~5回で「繰り返す人」の印象を持たれることを知ろう
②転職を繰り返す人の特徴をチェックしよう
③転職を繰り返した人の末路を見ておこう
④転職を繰り返すデメリットを確認しよう
⑤長く働ける職場を見つける方法を学ぼう

著者情報

小松 元樹
プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。
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