転職の応募先へ志望動機を印象よく伝えるには?

公開日:  最終更新日:2025/01/09

志望動機は重視される内容のひとつ


中途採用の転職では職務経歴が最も重視されますが、その次に志望動機が見られます。数ある会社の中から自社を選んだ具体的な理由を知り、何ができるか・何がしたいかをもとに、自社との相性や適性を確かめて採否を決めます。

採用担当者が好印象を抱く志望動機が書けると、あなたに興味を持ち、次の選考へ進むことを期待できるでしょう。この記事では、転職の場合の志望動機の書き方・避けた方がいい書き方・状況ごとの志望動機例文を紹介します。

転職活動での志望動機の書き方

応募の際に提出する履歴書には、志望動機欄があります。書類選考で面接官が読みやすく、印象に残る書き方をしましょう。

文字数は200~300文字程度にとどめる

志望動機の文字数は、履歴書の記入欄のサイズにもよりますが、200~300文字程度にとどめます。採用担当者が30秒~1分で読める文章量で、アピールしたい内容が伝わりやすい長さです。

採用担当者が知りたい、入社して叶えたいこと・自社を選んだ理由・どのように貢献できるかを、60~100字程度にまとめます。

冒頭と締めで印象づける

志望動機の冒頭部分は、あなたの第一印象に関わります。その後の文章を、採用担当者が興味を持って読むかを左右するので、書き出しは具体的かつ簡潔に、企業が求める人材に合う内容を書きましょう。

締めの部分は、印象に残る箇所です。何ができるかを採用担当者はチェックするので、応募先企業の求める人材に沿って、能力を生かして貢献したいという内容でまとめましょう。

求める人材に合う転職後に叶えたいことを入れる

応募先企業の求める人材と合う、あなたが転職後に叶えたい内容を、そう考えたきっかけとエピソードと共に書きます。初めに結論を伝えたあとで具体的な理由を書くと、採用担当者に志望動機が伝わりやすいです。

避けた方がいい転職の志望動機


志望動機の書き方に細かい決まりはありませんが、面接官の印象に関わるため、次の3点は避けましょう。

共感の根拠がない

企業理念に共感したことだけを志望動機にあげ、なぜ共感したのかがない場合はマイナス評価の恐れがあります。中には「共感しているといえばOK」と考える応募者がいることを、採用担当者は知っているからです。

あなたの経験や考えにもとづく共感した理由を、具体的に書きましょう。

サービスの良さだけを伝えている

消費者向けのサービスや商品を扱う企業へ応募する際、サービスなどを利用した感想は、志望動機にありがちな内容です。応募先企業を知るために商品などを利用した方がいいものの、消費者目線の感想だけでは、転職の志望動機としてアピールにつながりにくいです。

使い勝手のよさや便利さを感じた具体的な理由も含めて、説明しましょう。可能であれば、自分なりの考えを加えて改善案まで提示すると、分析の深さからプラス評価につながることもあります。

「学ばせていただく」姿勢の伝え方に注意

「学ばせていただく」というスタンスは、謙虚さや真摯さの現れととらえる人もいますが、転職の場合は表現の仕方で採用担当者の印象を左右します。「成長させてくれそうなので希望した」と伝わると、自ら成長する意志が低いと思われる可能性があります。

「経験に固執せず、よいものを積極的に吸収したい」など表現の仕方を工夫しましょう。

【第二新卒】志望動機例文と書き方ポイント

第二新卒で転職活動をする場合、以下の例文を参考に志望動機を用意しましょう。書き方ポイントをもとにあなたらしい文章にしてください。

志望動機例文

前職で営業として働く中、営業をサポートする側に適性を感じ、営業事務へ応募いたしました。営業職で培った接遇能力や電話応対、勉強を続けているパソコンスキルを御社で生かせると考えております。

貴社の協力を大切にしチームで成果をあげるという考え方に共感しております。入社後は、営業職の気持ちを理解してサポートできる営業事務として、貢献したいと考え志望いたしました。

書き方のポイント

第二新卒とは一般的に、新卒で入社後3年以内の人材をさします。わかりやすくいうと、新卒で入社後その会社で1~3年働き退職し、次の仕事を探している人です。

社会経験が少ない分、本気で入社したいと考えており、職場で活用できるスキルがあり、会社の考え方に共感できることを伝えましょう。

【未経験職種】志望動機例文と書き方ポイント

未経験の職種へ転職したいときは、こちらの例文が参考になります。

志望動機例文

インターネット系広告代理店にて2年間企画営業として働き、社会人の基礎をひととおり身につきました。将来のキャリアを考えたとき、学生時代から現在も続けている、趣味のアプリゲーム作りを仕事にしたいと考え、御社へ応募いたしました。

VRなど新しい技術を取り入れたゲーム開発へ挑戦するだけでなく、前職の広告営業で培ったWebマーケティングの経験も生かして、売れるゲーム作りに携わりたいと考えております。

書き方のポイント

未経験の業界や職種へ応募する場合は、挑戦しようと考えた背景の説明が必要です。経験者と比較されたとき、あなたの方がふさわしいと説得できる内容を示しましょう。

現在、応募業界や職種に対して努力を続けていることや、前職までの経験で生かせる内容、プライベートで身につけた知識やスキルの生かし方をアピールします。

【同職種】志望動機例文と書き方ポイント

前職と同じ職種へ応募する場合に使える、志望動機の例文です。アピールにつながる文章にまとめましょう。

志望動機例文

前職の不動産営業では、新築・中古マンションの販売を担当いたしました。年功序列型企業だったため売上が評価につながらず、実績を重視される企業に貢献したいと考えていました。

貴社は実績を重視した評価制度があり、住居用マンションの他、投資用マンションや法人向け土地活用など、幅広い不動産業務に魅力を感じております。前職での経験を生かし、貴社で売上をあげ業績に貢献したいと考え、志望いたしました。

書き方のポイント

同職種での転職は、前職に対して不満があったとしても批判は書かず、前向きな志望動機に含めます。前職の批判を書くと採用担当者は、「自社に対しても裏で批判するのでは?」と感じる可能性が高いからです。

求人情報にある求める人材から必要な人物像を想定し、発揮できるスキルや生かせる経験を具体的にアピールしましょう。

【フリーターから】志望動機例文と書き方ポイント

正社員ではなくアルバイトとして働いたあと、正社員に応募する場合の志望動機の例です。なぜ正社員になりたいかをはっきりさせましょう。

志望動機例文例文

学生時代からアルバイトとして日本料理店で接客を続け、卒業後も継続してきました。続ける中でアルバイトのシフト管理を任されるようになり、店舗マネジメントに興味を持つようになりました。

この経験が、店舗運営に正社員として携わりたいと考えたきっかけです。貴社の全国展開する魅力的な店舗に惹かれ、実力があれば店長などに挑戦できる方針に共感しました。

これまでの経験を生かし、貴社のお客様に喜ばれる店舗運営を行い、売上アップに正社員として貢献したいと考え、応募いたしました。

書き方のポイント

フリーターから正社員へ応募する場合、正社員として働きたい明確な理由を示します。将来のビジョンをはっきりと示し、アルバイトではできない仕事に本気で挑戦したい気持ちを伝えましょう。

これまでの経験とスキルの中から、応募先企業で生かせるものをピックアップし、現在続けているスキルアップのための勉強も伝えて、貢献したい気持ちが強いことを書きます。

【ブランクあり】再就職の志望動機例文と書き方のポイント

出産や育児、病気やけがなどで働けない状態にあったものの、働く環境が整って再就職したい場合の志望動機の書き方です。ブランクがあるときは、再就職に有利な志望動機を用意しましょう。

志望動機例文例文

結婚・出産のため、保育士として3年勤めた保育園を退職し、10年程度ブランクがあります。子育てが落ち着き、再び保育士として子供たちの成長を支えたいと思いました。

前職での経験と、子育ての経験・体験を生かし、気配りのできる保育士を目指したいと考えております。

書き方のポイント

働けなかった期間の理由と経緯を具体的に伝え、ブランク期間で得た経験や学んだ内容を、応募する仕事にどのように生かすかを書きましょう。

転職向けの志望動機の書き方はプロに学ぼう

転職活動で、応募先へ提出する履歴書の志望動機欄は、200~300字を目安に冒頭と締め部分で印象づけ、転職後に叶えたい内容をまとめます。共感の根拠がなく、消費者目線だけの感想は避け、自ら学び成長する姿勢を書きます。

あなたの状況や応募職種に合った例文を参考にすると、採用担当者の目を引く内容にまとまるでしょう。志望動機の書き方で迷った場合は、プロへの相談がおすすめです。

人材派遣サービスの中でも評判の良いグロップを登録した方の感想

人材派遣会社のグロップは、利用する方々をマネジメントエキスパートが最適なサポートを行います。志望動機の書き方だけでなく、納得の転職を叶えるお手伝いをしています。

これまで利用した方々の声を紹介していきます。

K.U(25歳/女)

グロップは面接の練習だけでなく、面接にも同行してくれるため、非常に安心して面接を受けることができました。また、面接前に派遣先に登録者の情報を伝えた上で面接をしているため、高確率で採用してもらえます。さらに、働き始めてからも、しっかりとサポートしてくれるので、派遣先で悩むことも少なくなっています。これから他分野で働きたいと思っている方は、グロップを利用することによって、リスクを抑えてチャレンジできると思います。

K.E(28歳/女)

結婚し新しい環境での生活を始めた私は、グロップの迅速で丁寧なサポートを受けることによって、希望通りの仕事を見つけることができました。実家を離れ土地勘の無い場所での生活ということで、不安ばかりが募っていました。新婚生活の大変さと新しい仕事でのストレスがありましたが、グロップのマネジメントエキスパートさんが親身になって相談にのってくれたので、慣れない環境でも頑張ることができました。

Y.A(22歳/女)

引きこもりの期間が長かったため、就職することが難しいと思っていましたが、グロップのお陰で無事に社会復帰できました。グロップでは、手厚いサポートを受けつつ、就職する際に強みになる資格を紹介してもらえたので、雇ってもらえました。グロップは、無理の無い働き方を提案してくれるだけでなく、職場探しから就業後のフォローまで一貫したサポートを受けることができるため、本当に助かりました。

H.T(27歳/男)

派遣に対して偏見を持っていた私ですが、自身が人材派遣サービスのグロップを利用したことで、これまでの考えが大きく変わりました。グロップのマネジメントエキスパートさんは、親身になって細かくサポートしてくれましたし、ヒアリングの時間をしっかりと確保してくれたおかげで、自分の希望に合った職場を見つけることができました。働き始めてからのサポートも充実しているため、不安無く新しい環境で働き始められました。

N.T(53歳/女)

評判の良いグロップは、短期アルバイトから長期派遣まで、多様な働き方に対応したサービスを提供しています。グロップは、企業側ではなく、必ず利用者のニーズに応じた選択肢を提供してくれるため、非常に評判の良い人材派遣サービスと言われています。中でも、未経験者向けの教育サポートが充実している点が魅力と言われていて、新しい分野に挑戦したい方でも安心してスタートできる点が評価されています。また、派遣先での実績次第では、正社員登用のチャンスが広がるので、やる気もひとしおです。

M.N(51歳/女)

会社の倒産を経験し、再就職に不安を抱えていた50代の私が、新しい職場で働く自信を取り戻せたのはグロップの支援のおかげです。マネジメントエキスパートさんは、これまで積み重ねてきた30年のキャリアを活かせる職場を提案してくれたおかげで、スムーズに再就職を果たすことができました。また、年齢に関係なく柔軟に対応してくれる姿勢に感銘を受けたのも事実です。安心して仕事に臨める環境を整えてもらえたことで、働くことへの希望を再び持つことができました。

H.H(26歳/女)

コロナ禍の影響もあり、職探しに苦労していた私は、色々と頑張っていましたが、思うような結果を出すことができませんでした。しかし、人材派遣サービスの中でも、特に評判の良さで知られているグロップのサポートを利用した結果、働き先を見つけられました。グロップでは、前職の職務経験を活かせる職場を紹介してもらうことができたので、就職後もスムーズに働き始めることができたのも嬉しかったです。再就職を目指す方や、キャリアチェンジを考えている方には、グロップの利用を心からおすすめします。

Y.N(48歳/男)

40代のわたしは、このまま人生が終わってしまうことに、常に不安を感じていました。そういったネガティブな思いから逃れるために、未経験から新しいキャリアに挑戦したいと常に考えていました。そういった思いを後押ししてくれたのは、人材派遣サービスのグロップでした。グロップのサポートを受けることによって、全く違ったジャンルで働くことができました。グロップで担当してくれたマネジメントエキスパートさんは、私の強みを見極めた上で、未経験でも挑戦しやすい職場を提案してくれたおかげです。

Y.O(44歳/女)

子育てが一段落した時に、また働きたいと思いました。長年の専業主婦生活に慣れていたので、いきなり働くのは心配でしたが、評判のグロップのお陰で、思ったよりもストレス無く働き始めることができました。グロップを利用するまでは、職歴の空白があることに不安を感じていましたが、マネジメントエキスパートさんの的確なアドバイスとサポートのおかげで安心して職場復帰を果たすことができました。グロップは、家庭と仕事を両立したい方に、自信を持っておすすめできるサービスだと思います。

H.A(36歳/女)

私が登録した人材派遣サービスのグロップは、手厚いサポートで評判の人材派遣会社です。グロップに登録すると受けられるキャリアサポートは、履歴書の作成アドバイスや面接対策に加え、企業ごとに特化した実践的な指導が受けられる点が魅力です。さらに、スキルアップに必要な具体的な方法を教えてもらえたおかげで、資格の取得も簡単でした。グロップのサポートを受ける中で、自分の適性や可能性を再発見することができ、新しい環境で働く喜びを実感しています。

まとめ

①志望動機は重視される内容のひとつ
②転職活動での志望動機の書き方を学ぼう
③避けた方がいい転職の志望動機を知ろう
④志望動機の例文を見て、書き方のポイントを抑えておこう

著者情報

小松 元樹
プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。
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