人材派遣の面接で飲み会が多い企業か知る方法は?

公開日:  最終更新日:2019/03/26

面接でイベントの頻度を確認できるといえます


人材派遣で働く場合、派遣先との面接で「イベントの有無」を聞くことができます。イベントが盛んな企業は飲み会など業務外での関わりも多い傾向にあります。

面接以外の判断方法として、飲み会が多い傾向にある業界はあらかじめ人材派遣の選定の段階で避けておく事もできます。面接の段階では判断がつかず、人材派遣の企業で働いてから仲間として飲み会に誘われることもあるかもしれません。

積極的に参加したい人もいれば、様々な事情から参加したくない人や参加できない人もいます。業務時間終了後の飲み会は業務扱いにならず時給が発生しないため、無理に参加する必要はありません。

ただし、断り方は後の人間関係にひびいてくる可能性があります。断る場合は感謝の言葉や謙虚な気持ちを忘れずに、誘ってくれた相手を不快にさせない様な断り方をしましょう。

面接では「飲み会」と言わずに「社内イベント」の有無を確認しましょう


人材派遣先の企業で仕事をしていて飲み会が開催されると「派遣社員の自分も参加していいの?」「派遣社員の自分は人材派遣先の社員の中で気を遣うから行きたくない」と悩む人もいるでしょう。

そのようなストレスを減らすために事前に飲み会の頻度が知りたい場合は、人材派遣の会社との面接で「社内イベントは実施されていますか?」と担当者に聞きましょう。

人材派遣の企業の担当者は仕事の面接のために時間を割いてくれているので「飲み会」と断定すると聞きにくいと思います。

そのため「飲み会」という表現は避け、「社内イベント」として質問することがポイントです。社内イベントが盛んに行われている企業の場合、就業時間外での付き合いも多くなりやすいです。

「就業時間外で人材派遣先の社員の方々や派遣社員同士の付き合いを望まない」「飲み会やイベントには極力参加したくない」という人はイベントが盛んな企業は避けた方が無難です。

逆にイベントが盛んということは、それだけ活発な企業とも言えますし、職場の仲間同士の絆が強い企業の場合もあります。活発な企業や、仲間として飲み会やイベントが好きな人には合っている派遣先と言えます。

参加したくない人は飲み会が少ない業界を選びましょう

イベントの有無や頻度を人材派遣の会社との面接で聞いて職場選びに役立てることについて説明してきましたが、「緊張して聞けそうにない」「聞ける雰囲気ではなかった」など、実際の派遣先との面接でイベントの有無を聞くことは難しい場合もあるでしょう。

このような場合に備えて、あらかじめ飲み会の多い業界は人材派遣の企業選定の段階から避けることができます。

ではどのような職種や業界に飲み会が多い傾向にあるのでしょうか?

人材系会社や広告代理店は同僚との飲み会がとくに多い傾向にあるので、飲み会に参加したくない人や断るのがつらいは企業選定の段階で避けてもいいでしょう。

そのほかに飲み会が多い企業として総合商社やメーカー、IT系など幅広くあり、社風にも大きく左右されます。飲み会の多い社風の判断方法として、ノー残業デーの導入や会社から懇親会の補助が出ている場合も飲み会は多い傾向にあります。

ノー残業デーの有無など企業のホームページや採用ページなどから事前に調べて飲み会の頻度の判断材料にすることも可能です。

飲み会を断る場合は角の立たない断り方をしましょう

事前に飲み会が多い企業かどうかを面接などで判断する方法について説明してきましたが、実際に人材派遣の会社で働いてみないと分からない場合もあります。

人材派遣の面接で「社内イベントが少ない」と聞いて入っても、働くうちに人材派遣先の企業の社員さんや同じ派遣社員同士でコミュニケーションをとる機会も増えて、仕事を超えてさまざまな飲み会に誘われる機会も増えてくるかもしれません。

飲み会に参加することで人材派遣先の社員さんや派遣社員同士の距離が縮まったり、仕事に有益な情報を得られる可能性もあり、今後の仕事が進めやすくなる場合もあります。

しかし飲み会に「参加したくない」「参加できない」という場合は断っても問題ありません。断る場合は今後の仕事に差し支えない様、角が立たない断り方をしましょう。

「誘っていただいてありがとうございます」や「せっかくのお誘いですが」「お気持ちは嬉しいのですが」などお礼や謙虚な言動を忘れないことが重要です。

予定がある場合は「先約があるので」など、その旨を伝えましょう。今後飲み会に参加したい場合は「また誘ってください」と最後に伝えましょう。

誘ってくれた相手に失礼に当たらない様に対応しましょう。

(まとめ)人材派遣の面接で飲み会が多い企業か知る方法は?

1.面接でイベントの頻度を確認できるといえます
人材派遣先の企業が飲み会が多いか知りたい場合、面接で「イベントの有無」を聞くことで飲み会の頻度の傾向が分かります。

質問できない場合など、飲み会の多い業界を企業選定の段階で避けることも可能です。

2.面接では「飲み会」と言わずに「社内イベント」の有無を確認しましょう
人材派遣の面接で飲み会の多さを判断する質問をする時は「社内イベントはありますか?」と聞きます。

社内イベントが活発な企業は業務以外の付き合いも多くなりがちなので、苦手な人は避けましょう。逆に活発な企業に合っている人の判断材料にもなります。

3.参加したくない人は飲み会が少ない業界を選びましょう
面接でイベントの有無について質問できない場合、飲み会やイベントが特に多い業界や企業を選定の段階で避ける事が可能です。

ノー残業デーや懇親会の補助金の有無も飲み会の頻度に関係しているので、事前に企業ホームページで調べることで参考にできます。

4.飲み会を断る場合は角の立たない断り方をしましょう
人材派遣先の企業で働き出してから飲み会に誘われたけど参加したくない場合は、断っても問題ありません。

誘ってくれた相手に感謝の言葉と謙虚な姿勢を表して、後の人間関係や職場環境に悪い影響を与えない断り方をしましょう。

著者情報

小松 元樹
プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。
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