人材派遣面接で年収の正しい聞き方は?

公開日:  最終更新日:2019/03/26

人材派遣の面接で年収の聞き方は露骨な表現を使わないように注意します


年収について質問をしたいからといって、あからさまに給料はいくらですか?などと質問をすると相手に失礼な人間であると印象付けてしまう可能性があります。そのため年収について質問をしたいのであれば「待遇面」などのように少し柔らかい言い方で尋ねるようにしてください。

「福利厚生などについても聞いておきたい」と言う雰囲気で質問をすると相手に対しても失礼になることはありませんし、そのままの流れで給料や、年収について詳しく説明してもらえるかもしれません。もちろん人材派遣会社によっては、給料についてストレートに質問をしても快く答えてくれる場合もありますが、どのようなスタンスの派遣会社かわからないので少し柔らかく質問するということを忘れないでください。

年収については話の最後で出すようにします

面接において給料面に関する話を持ち出した場合には、給料にばかりこだわる応募者であると思われてしまう可能性があります。もちろんそれだけの給料に見合った経験や技術、といったものがあれば面接官も納得したうえで、それ相応の給料を支払いたいと思うものです。

しかし場合によっては能力には一切見合っていない、給料を提示するような人は雇いたくないと思う人材派遣会社が大半でしょう。そのような場合には、やはりマイナスなことにしかなりませんので、面接の冒頭でそのような質問をしてしまうと非常に空気が悪くなってしまいます。

そもそも話の最初に給料についての質問をするというのは、面接官が応募者について何も知らない状態での問いかけになります。そのような場面で、給料面について質問をするような非常識な人を採用したいとは思わないでしょう。

このようなリスクを回避するためにも、面接における年収の聞き方には十分に注意をしてください。

給料について聞かれても正直に答えるべきです


以前に働いていた人材派遣会社において、給料はどのくらいもらっていたのか、年収はどの程度だったのかということを質問される場合があります。そのような場合には少しだけ金額を高めに言ってしまえば、前の会社で支払われていた給料より高くもらえるのではないか?と思われるかもしれません。

しかしそのようなことは源泉徴収票を提出した際にすぐに分かることですので、正直に前職の給与額を伝えてください。またどのくらいの給料を希望しているのかを尋ねられた場合には、明確な金額があればありのままを伝えましょう。

「前職では20万円いただいていましたが、生活のことなどを考えると25万円以上を希望したいと思っております」といったようにストレートに金額を伝えるのが面接官が受ける印象としてもよいものになります。

金額をストレートに言うと印象が良くないのではないか、と思われる方が多いのですが、給与面から職を変えるというのは、真っ当な理由ですので隠す必要はありません。

欲張りは失敗のもとになります

給与に関しては、「希望する年収を教えてください」、「前の職場ではどの程度の給料をもらっていましたか」、などとさまざまな聞き方をされるものですが、面接で前職の年収、希望する年収を聞かれた場合にはありのままの金額を伝えるようにしましょう。

人材派遣会社の面接でとても重要なのは、その人がどれだけ信頼できる人なのかです。それにも関わらず、事実とは異なる返答をされてしまうと、やはり面接官も嫌悪感を抱くはずです。

できるだけよい条件を提示してほしい、自分を良く見せたいというのは、面接では誰もが思うことです。しかし少しでも高い給料が欲しい、もっと評価されたい、と思うのであれば、前職でもらっていた給料よりも多くもらえるだけの技術、資格、経験を積むことが第一です。

ありのままの自分を評価してもらえるように、自分自身のスキルアップをすることで、はじめて面接において強い武器となるのです。ただし、前職から新しい職場の面接までに時間がなく資格取得などできなかったのであれば、現在どのような努力をしているのか、どのような資格取得をしようとしているのか、といったことを伝えるようにしてください。

(まとめ)人材派遣面接で年収の正しい聞き方は?

1.人材派遣の面接で年収の聞き方は露骨な表現を使わないように注意します

年収について質問をしたいのであれば、あまりにも露骨な表現を使うのではなく少し柔らかい表現の仕方で質問をすると、相手に対して失礼になることもないため安心です。

2.年収については話の最後で出すようにします
面接において、年収などの給料面について冒頭で質問をするのはあまりお勧めできません。

給料面に関しては面接の最後で質問をするようにすると、面接で雰囲気が悪くなってしまうこともないでしょう。

3.給料について聞かれても正直に答えるべきです

以前に働いていた人材派遣会社でどのくらいの給料をもらっていたのか、どのくらいの給料を希望するのかを問われた際には、ありのままの金額を伝えることがなによりも大切です。

4.欲張りは失敗のもとになります

希望する年収などを聞かれることがありますが、どれだけ高い給料をもらいたいと思っていても、あくまでも自分の実績や経験といったものを考慮した上で選ばなければ強欲な人間であると判断されてしまいます。

著者情報

小松 元樹
プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。
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