人材派遣の面接で座る位置はどこ?

公開日:  最終更新日:2019/04/10

人材派遣の面接、座る位置は下座が基本

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面接会場に先に通されて後からくる面接官を待つ場合、下座で立って待つのが基本になります。日本人は礼節を大切にするため、座る位置もビジネスマナーのひとつとして気を付けなければいけません。

面接のときに座る位置で注意するのは上座と下座です。一般的に下座は部屋の出入り口に近い席、上座は出入り口から遠い席です。

ひとり掛けの椅子と長いソファーがある場合、入り口との距離に関わらずひとり掛けの椅子が下座で長いソファーが上座です。面接を受ける立場としては自分を下の立場と考え、下座に座ると考えましょう。

面接のときはこちらから勝手に座るのではなく、面接官に促されて座るのがマナーです。先に部屋に通されて待つ場合も、座って待つように言われなければ立って待つのが基本です。

勝手に上座に座って待つという行為は、相手に悪い印象を与える可能性が高いので気を付けましょう。

会社によっては面接で上座を促されることもある

面接時に座る位置は下座が基本と説明しましたが、派遣先企業によっては上座に座ることを勧められることがあります。基本的に、上座には立場が上の人間が座ります。

たとえば取引先会社と商談を行う場合、訪問してくる取引会社の担当者は来客なので上座に通すことになります。しかし取引会社から持ちかけてきた商談で、向こうが話を聞いてもらう立場の場合は取引会社の担当者が自分を下に見るため、下座に座ることもあります。

面接の場合、派遣先企業によっては応募者をお客様とみなして上座に勧めてくることもあります。面接を受ける側が下の立場なのに上座に座ってよいのかと思うかもしれませんが、向こうから勧められた場合は上座に座って問題ありません。

一言お礼を述べてから座るとよいでしょう。上座と下座の考え方は、企業によって異なることもあるのです。想定していなかったことが起こると戸惑うこともあるので、上座にすすめられることがあることを覚えておきましょう。

座る位置に関係なく、座る

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面接会場に通されたとき、座る位置に関わらず勝手に座ることはNGです。座るように促されてから、失礼しますと述べてから座るのが基本です。

あまり深く腰掛けず、背もたれに寄りかからずに背筋を伸ばして座ると印象がよいです。先に部屋に通されて後から面接官が来る場合に、勝手に座って待ってしまう人もいますが、座って待つように言われなければ立って待つのが基本です。

座っているように言われた場合は、座る位置に指定がなければ下座に座って待ちます。座るように言われても立っていた方がよいと考える人もいるかもしれませんが、指示があった場合は指示に反することが失礼と考えて素直に座って待ちましょう。

もちろんだらしなく座って待つのはNGです。下座に座っていて待っていて、後から上座に座るように言われたら指示に従って移動すれば失礼にあたりません。

面接官が部屋にきたらすぐに立ち上がり挨拶をしましょう。座る位置だけでなく、このようなことにも気を使って面接を受けるとよいです。

座る位置の基本となる上座と下座について

面接で座る位置は下座が基本であること、勝手に座ってはいけないことをご説明しました。しかし下座と上座の位置関係を把握できていなければ、いざ面接に向かったときに戸惑うことになります。

そこで下座と上座の関係性についてご説明します。まず座る位置の優先順位のことを席次といいます。

基本は出入り口から一番遠い場所が上座、出入口に一番近い場所が下座です。

二人掛けのソファーが向い合せになっている場合、出入口から近い順番に数えます。三人掛けのソファーの場合は、ソファーの真ん中のほうが席次が高くなります。

出入口に近いソファーが6・4・5、向かいのソファーが3・1・2ということです。ソファーで面接を行う場合、つい真ん中に座ってしまいそうになりますが、ここでも出入り口に一番近い下座に座りましょう。

また荷物をソファーの空いているスペースに置いてしまう人もいますが、基本的に荷物は自分の足元に置いてください。席次を考えるときに例外なのは、ひとり掛けの椅子と長ソファーがあるときです。

この場合は出入り口に近くても長ソファーが上座になることを覚えておきましょう。入口に近いからといって、長ソファーの真ん中に座ることは失礼にあたるので注意が必要です。

(まとめ)人材派遣の面接で座る位置はどこ?

1.人材派遣の面接、座る位置は下座が基本
人材派遣に関わらず、面接時には下座に座るのが基本です。

また勝手に座るのではなく、面接官に促されたら一言お礼をいって座るようにしましょう。上座と下座の関係は、ビジネスマナーの基本になるので覚えておきましょう。

2.会社によっては面接で上座を促されることもある
面接を受ける側からすると下座に座るという考え方が一般的ですが、応募者をお客様と考える企業も少なからずあります。

上座を勧められた場合は戸惑わずに、一言お礼を述べてから座って問題ありません。

3.座る位置に関係なく、座る
面接会場では座る位置に関わらず、勝手に座ることは絶対に避けましょう。

面接官が後からくる場合も、指示がなければ立ったまま下座の近くで待つのが基本になります。座るのは面接官に促されてから、お礼を述べて座るようにしましょう。

4.座る位置の基本となる上座と下座について
人材派遣の面接で座る位置で迷わないように、上座と下座の位置の考え方を押さえておきましょう。

基本は入口に近いほうが下座ですが、長ソファーがある場合は異なるので注意が必要です。

著者情報

小松 元樹
プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。
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